日本交通は、互助交通の営業権を、日本交通の子会社であるワイエム交通にて譲渡譲受する認可申請を2021年5月12日付で行ったと発表した。
今後申請の認可が下り次第、運営を引き継ぐとのことだ。
今回の営業譲渡が完了できた際には、日本交通グループの都内(東京都特別区・武三交通圏)におけるタクシー車両は4,974台(業務提携会社を含む)となる。
これは都内法人タクシーの約2割にあたる台数で、これにより日本交通グループではよりスムーズなタクシー車両の手配を実現していくとしている。
質の高いサービスの拡充を目指して事業規模拡大
首都圏を中心に「桜にN」マークで親しまれている日本交通は、創業93年を迎え、「Japan Hospitality」をテーマに、ハイヤー・タクシーによる質の高い移動空間を提供するとともに、IT技術の導入、次世代型車両の導入など、積極的にタクシーの進化を目指している。
また、ワイエム交通は、2004年に設立され、2005年の業務提携による日本交通グループ入りを経て、2015年5月より日本交通の子会社となり、日本交通グループの一員として首都・東京の交通を支えている。
互助交通は、1955年に設立以来、地域に密着したタクシー営業を行ってきた一方、若者等の斬新なアイデアを取り入れた企画を実施し、単なる移動手段としてだけではないタクシーを目指してきたとのことだ。
今般の営業譲渡を通じて、これまで互助交通で培われてきた利用客へのおもてなし精神を受け継ぎつつ、日本交通ブランドとして上質なタクシーサービスの提供に努め、積極的にタクシーの進化と利用者満足度の向上に取り組んでいくとしている。
営業権譲渡会社の概要
商号:互助交通
本店所在地:東京都墨田区江東橋4-14-7
営業所所在地
本社営業所:東京都墨田区江東橋4-14-7
南砂営業所:東京都江東区南砂7-4-4
車両台数:タクシー80台(本社営業所45台、南砂営業所35台)