チケットぴあ、「新型コロナワクチン接種予約受付・抽選サービス」を開発・提供 5月14日より相談受付開始
ぴあでは、国内での新型コロナワクチン接種に際し、各自治体にて、予約受付時のトラブルや窓口への行列が相次ぐ中、「チケットぴあ」の仕組みを活用した「新型コロナワクチン接種予約受付・抽選サービス」の提供を開始すると発表した。
今後の大規模接種や若年層への普及に向け、これまで各国の五輪や、サッカー・ラグビーのW杯など、大規模なイベントのチケッティング業務を受託してきたノウハウを活かせるものと判断したという。
同時に、私たちにとって、文化・芸術、エンタテインメントやスポーツは、日々の生活になくてはならないものであるとし、一刻も早くワクチン接種を進めることで、多くの人々が、ライブ・エンタテインメントを、超満員の会場で、大歓声とともに安心して楽しめる日が来るよう、同社ができることで可能な限りのバックアップをしたい考えであるとのことだ。
【「新型コロナワクチン接種予約受付・抽選サービス」の概要】
1）各自治体から対象者に送付されている、新型コロナワクチン接種券について、接種日や接種会場、施術時間帯などの個別予約受付と、その抽選が可能となるシステムを、パッケージにして提供。
2）すでに、利用を希望する自治体との交渉を開始している。早ければ5月中にも、いくつかの自治体において稼働を開始したい見通しであるとしている。
3）「チケットぴあ」のシステムは、下記のような機能とバックヤードを備えている。
- 1回の予約受付に際して、同時に数十万件規模のアクセスに耐えうる環境を有している。
- 公平な抽選システムを有しており、同一人の重複申し込みを防ぐことも可能。
- なお、個人情報は同社で取得せずにサービスを提供することが可能。
- 1年間に7,000万枚を超えるチケットを発券しており、全国約4万か所に及ぶ発券ネットワークを有している。
- すでに自治体からの受託を決めている事業者に対しても、受付システムを提供することが可能。
- 同社は東証一部上場企業であり、自治体との業務受託契約にあたっての基本的な資格を有している。なお、公募や入札等の複雑な申請手続きを必要としない自治体より、優先的に対応。
- 同社が保有する「ぴあアリーナMM」（横浜市・収容12,000名）も、空き日については大規模接種会場としての貸し出しに応じたい考えであるとのことだ。
4）費用については、各自治体の受付方法や対象者数、会場数や期間・日程、発券や郵送の有無等によって変動するが、受付1件につき千円程度～にて提供の予定であるとしている。
5）問い合わせに関しては、同社専用の入力フォームに予定接種数、対象エリア（自治体）等を送信することで、同社より折り返しの連絡をするとのことだ。
なお、各自治体との交渉内容、そのシステムの詳細や費用については、機密保持や契約上の観点により、現時点では非公開とするとしている。