LINE証券は、スマホ投資サービス「LINE証券」において、野村證券が運営する「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に加入できる「LINEのiDeCo」の提供を開始したと発表した。

「iDeCo」とは、個人が任意で加入する私的年金制度。掛金を積み立てながら、加入者自身が運用し、積み立て額とその運用益を60歳以降に給付金として受け取ることができるという。

運用にあたっては、自分の運用方針にあわせて、投資信託や定期預金などの運用商品を選ぶことができる。

また、「iDeCo」で積み立て掛金は、全額が所得控除の対象となるため、課税所得(税金が課される所得)を抑えることができ、「住民税」と「所得税」を大幅に軽減することができる税制優遇メリットがあるとのことだ。

「人生100年時代」においては、老後の生活費を公的年金だけに頼るのが難しくなってくると予想され、充実した老後を送るためには、「iDeCo」を活用して長期的資産形成することが大切であるとしている。

「LINE証券」では、ユーザーの長期的な資産形成のサポートを行うべく、LINEが持つ豊富なユーザーベースとテクノロジー、野村グループが培ってきた金融ビジネスのノウハウを活かし、この度、「LINE証券」にて野村證券が運営する「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に加入できる「LINEのiDeCo」の提供を開始したとのことだ。

「LINEのiDeCo」の特徴

(1)加入申込手続きは全てオンラインで完結
「LINEのiDeCo」の加入にあたっては、書類を郵送する必要がなく、全てインターネット上で申込手続きを行うことができるとのことだ。

(2)90年以上の歴史を誇る野村證券が運営する商品とサービスを提供
「LINEのiDeCo」は、業界最大手の野村證券が、運営管理機関として運営しているという。

(3)「LINE証券」の口座を持っている場合は最短5分で加入申込が可能
「LINE証券」にて既に口座開設が完了している場合、登録済みの情報を引き継ぐことで最短5分で簡単に「LINEのiDeCo」に申込みを行うことができる。

(4)誰でも条件なしで運営手数料が0円
「LINEのiDeCo」は、誰でも条件なしで、運営管理手数料を0円としている。なお、毎月発生する費用については、国民年金基金連合会および事務委託先の信託銀行で発生するものがあるとしている。

(5)厳選した充実の運用商品ラインナップ
低コストなインデックスファンドをはじめ、受賞歴のあるアクティブファンドなど、厳選した充実の商品ラインナップを提供。

(6)定評がある手厚いカスタマーサポート
「LINEのiDeCo」のカスタマーサポートは、HDI-Japanから7年連続(2014年~2020年)で“五つ星”を取得している野村證券が運営するコールセンターと、WEBサイトにて対応。

今後の展開

「LINE証券」は今後も“投資をもっと身近に、もっと手軽に”をミッションに、投資初心者から投資経験者まで全ての「働く世代」のユーザーにとって価値のあるサービスを提供するとともに、「貯蓄から投資へ」を促進し、長期的な投資にも寄り添い、ユーザーの生活に溶け込んだ新たな総合証券サービスを目指していくとしている。