アイリスオーヤマは、国内競争力強化を図るための製造・物流拠点として、岡山県瀬戸内市に国内10工場目となる「岡山瀬戸内工場」を新設することを決定し、5月11日に立地表明覚書を岡山県、瀬戸内市と締結したと発表した。
竣工時期は2025年10月の予定でとしている。
アイリスオーヤマは、新型コロナウイルス感染症拡大に対する対応として、2020年にマスクの国内生産に加えて、AIサーマルカメラやデスクスクリーンなどの感染症対策商品を発売することで感染拡大の防止に貢献。
また、巣ごもり需要によるクリーナーや電気圧力鍋などの生活・調理家電、テレワーク需要によるデスクやチェア、ディスプレイモニターなどの商品売上が好調に推移しているという。
また、海外でもコロナ禍の影響を受けて、インターネット通販が好調に推移し、アイリスグループの2020年度売上高は6,900億円(前年比:138%)、経常利益9.0%でともに過去最高を達成。
今回、工場を新設する岡山県瀬戸内市の第2宮下産業団地は、岡山県の南東部に位置し、市道南北線を経由して、岡山ブルーラインや国道2号線、山陽自動車道の主要道へのアクセスが非常に優れた場所であり、中国・四国地方および西日本全域へのスピーディな出荷を行う拠点として最適な位置にあるとのことだ。
また、国内最大級の約80,000パレットの自動倉庫を備えることにより、西日本エリアの物流拠点としての役割を担い、今後のアイリスグループの事業拡大に伴う物流量の増加と取り扱い商品数の増加にも対応していく方針を示している。
「岡山瀬戸内工場」概要
所在地 :岡山県瀬戸内市長船町士師 第2宮下産業団地
土地面積 :約61,000㎡
建物総面積 :約150,000㎡(延床)
自動倉庫 :約80,000パレット
生産品目 :家電製品
工事着工時期:2024年12月(予定)
竣工時期 :2025年10月(予定)
総投資額 :約100億円
従業員数 :200名