AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップのバカンは、新出光が運営するガソリンスタンド「セルフ福岡空港東SS」のセルフ洗車場の混雑情報を、AIとIoTを活用しリアルタイムで可視化する取り組みを5月10日より開始すると発表した。

配信はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を通じて行われ、利用者は手元のスマートフォンやパソコンからいつでも混雑状況を確認することが可能となる。

VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」という機能があり、利用者はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、ガソリンスタンドの位置や洗車場の混み具合を確認することができる。

同サービスにおいてはAIカメラを用いて自動的に混み具合を計測しているという。

混み具合は、「待ちなし」「5分以上待ち」「10分以上待ち」「20分以上待ち」の4段階で表示。

利用者はアプリのダウンロードや会員登録などをせずとも、手元のスマートフォンやパソコンから確認できる。

これまで「セルフ福岡空港東SS」のセルフ洗車場は、年末や大型連休など時期に利用が集中し、混雑が起こりやすいなどの課題があったとしている。

今回のサービス導入により、利用者は混んでいないタイミングを選んでの利用が可能となり、待ち時間がなくなり利便性が向上するとともに、店舗側は来店の平準化効果を期待しているとのことだ。