ぐるなび、「店舗開発事業」を本格始動 「飲食店経営サポート企業」への進化の一環

ぐるなび gnavi

ぐるなびは、「飲食店経営サポート企業」への進化の一環として、飲食店と商業施設をつなぎ、「食」による継続的な賑わいの場を創出する新事業「店舗開発事業」を本格的に始動。

まずは鹿児島県天文館に2022年春にオープン予定の「CenTerrace TENMONKAN(センテラス天文館)」との協業を開始すると発表した。

同事業は、ぐるなびが持つ飲食店ネットワークと蓄積された飲食に関するデータを活用し、商業施設の飲食エリアにおいて、コンセプト設計から飲⾷店誘致、店舗構築、フロア運営まで総合的にプロデュースをする事業であるとのことだ。

ぐるなびの予約台帳システム「ぐるなび台帳」やマルチ決済サービス「ぐるなびPay」といった飲食店の業務支援ツールを通じて、出店する飲食店の売上状況の分析やデータマーケティングを行うなど、ぐるなびならではの食とITの知見やノウハウを活かし、総合的に飲食店および商業施設を支援することで「食」による継続的な賑わいの場を創出していくとしている。

日本ショッピングセンター協会の調べによると、ショッピングセンターの年間売上は減少傾向にあり、2020年は前年比22.1%減。

一方で、ショッピングセンターにおける業態別テナント数は飲食やサービス業態の構成比が年々増加傾向にあり、食による集客力が求められていることがわかる。

また飲食店においても、テレワークの普及などにより消費者の生活様式が変化する中で、店内飲食にとどまらず収益源の多角化が課題となっているとのことだ。

このような状況から、飲食店と商業施設双方の売上向上に貢献することを目的に、同事業の立ち上げに至ったという。

ぐるなびが、飲⾷店へ⽴地紹介や運営フォローを⾏うことにより、事業規模を問わず、飲⾷店経営者へ出店機会を創出すると同時に、商業施設にとっても、これまでは誘致が困難であった中⼩規模の飲食店や地⽅で伸⻑・活躍している飲食店などを誘致することが可能になるとのことだ。

まずは同事業の第1弾として、2022年春にオープン予定の「CenTerrace TENMONKAN(センテラス天文館)」との協業を開始。

また今後は、全国の商業施設を対象に本事業の協業を進めていく予定であるとしている。

ぐるなびは今後も、「日本の食文化を守り育てる」という創業の想いのもと、「飲食店経営サポート企業」へ進化すべく、飲食店の持続的成長と外食産業を中心とした食産業の活性化に貢献する新たなサービスを創出していくとのことだ。

■店舗開発事業 事業イメージ

■「CenTerrace TENMONKAN(センテラス天文館)」概要
事業名称    :千日町1・4番街区第一種市街地再開発事業
施行者     :千日町1・4番街区市街地再開発組合
ビル運営者   :千日1・4開発
所在地     :鹿児島県鹿児島市千日町1番街区及び4番街区
建築敷地    :約 6,087㎡
延べ面積    :約 36,682㎡ 
規模      :地下1階 地上15階建
高さ      :約60m
施設建築物の完成:2021年12月(予定)
施設のオープン :2022年春(予定)

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