ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)が運営するデジタルチケット販売サービス「PassMarket(パスマーケット)」は、本日よりアパホテルの全国直営181店の日帰りプラン「デイユースプラン」の取り扱いを開始したと発表した。
なお、アパホテルのホテル直販や旅行代理店以外でのプラン販売は「PassMarket」が初めてとのことだ。
新型コロナウイルスの感染拡大や外出自粛要請などを受けて、旅行や宿泊の需要が落ち込む一方、テレワークが普及したことで、ホテルや旅館などの宿泊施設をワークスペースとする新たな利用方法が注目されている。
アパホテルでは、国内直営店舗の日帰り利用実績が2020年3月度は約12,000室だったところ、2021年3月度は約30,000室と2倍以上に増加したとのことだ。
こうした日帰り利用の需要拡大を受け、Yahoo! JAPANは、アパホテルの全国直営181店の「デイユースプラン」の「PassMarket」での取り扱いを開始。
「PassMarket」のチケットはPC、スマートフォン、タブレットから利用でき、Yahoo! JAPAN IDを取得していると、最短2クリックで申し込みでき、手軽に利用できるという。
なお、今後アパホテルの直営店がオープンした際には「デイユースプラン」を「PassMarket」で販売するとのことだ。
アパホテルは、ユーザーへ安心・安全な滞在を提供するため、全国に「特別衛生検査官」を配置し、社内に「衛生検査組織」を新たに発足し、「接触感染、飛沫感染対策を強化した衛生基準」に基づく消毒・清掃管理の強化など、多方面から新型コロナウイルス対策に取り組んでいる。
また、アパホテルを運営するアパグループは、2021年5月10日で創業50周年を迎え、記念したキャンペーンやプランの販売を予定しており、その記念したプランも「PassMarket」での販売も検討しているとのことだ。
「PassMarket」は、有料チケットをペーパーレスかつ電子決済で販売できるシステムを備えている。
このような機能を活用して、宿泊施設やレジャー施設などを支援できるようサービスの提供、改善を実施していくとしている。
<アパホテル 取締役社長 元谷芙美子氏コメント>
「アパホテルではホテル業界に先駆け、テレワーク応援プランを販売するなど、新たな生活様式に根差したホテルの活用方法を提案することによって、コロナ禍においても新たな需要の創出を行って参りました。「PassMarket」は、Yahoo! JAPAN、LINE、PayPayなど、グループ会社に大きな期待ができることに加え、非接触の「電子チケット」を導入しており、新たな販路として最適であると考えています。」
■利用方法
1.チケットを申し込む
「PassMarket」より利用を希望する地域のアパホテルと日にちを申し込み。
2. チケットを受取る、利用する
申し込み時に入力したメールアドレス、もしくは「PassMarket」の購入済みのチケット画面よりチケットが確認できる。
「PassMarket」は、紙のチケットは発行されず、スマートフォン上の画面に表示された二次元バーコードを施設のフロントのアプリチェックイン専用機にタッチすることでチェックインとチェックアウトができる(PCからの印刷も可能)。