無印良品、こども家具の月額定額サービス開始 廃棄物の削減にも

muji 良品計画 無印良品

無印良品を展開する良品計画は、4月22日より、オーク材のベビーベッドを新発売すると同時に、こども家具の月額定額サービスの提供を開始することを発表した。

■こども家具の月額定額サービス

無印良品は、地球や時代へしっかり気を配り、くらしの基本となる商品やサービスを通して生活を簡素に美しく整えることで、社会でいま起きている様々な課題の解決を目指しているという。

家具のうちでもこども家具は、必要な期間が短く、まだ使えるのに処分せざるを得ない場合もある。

そこで無印良品では廃棄物削減の取り組みの一環として、4月22日より、新商品の「オーク材ベビーベッド」の発売と同時に、月額定額サービスを日本国内無印良品20店舗にて承りを開始。

加えて、こども家具の定番として知られるハイチェア「トリップ トラップ」をストッケ社から仕入れ、日本国内無印良品5店舗にて販売するとともに、月額定額サービスの承りもスタートするとのことだ。

■リニューアルしたオーク材のベビーベッド

「使う期間は限られているけれど、大切な赤ちゃんのために信頼できるベッドを使用したい」というユーザーの声に応える試みとして、無印良品は2015年、国産のひのきを使用した「ひのき材ベビーベッド」をデザイン。

ひのき材の風合いはユーザーに高く評価された一方、柔らかい素材のためキズがつきやすいというユーザーの声もあったとのことだ。

今回、ひのき材からオーク材に変更することで強度を増し、底板を加えることで収納ケースなどを乗せられる仕様に改良。寝室・リビングでも置きやすい、コンパクトなサイズのベビーベッド。

加えて、ストッケ社が1972年(日本では1973年)から販売している世界的に知名度の高い子ども用ハイチェア「トリップ トラップ」と「トリップ トラップ ベビーセット」の取扱いを開始。

「子どもと一緒に成長していくイス」というコンセプトと、さまざまなテーブルにフィットするデザインが、無印良品の「本当に必要なものを本当に必要なかたちでお客様に提供する」というものづくりの考え方と合致することから、無印良品でも案内。

■月額定額サービスの詳細

大きな初期費用を支払うことなく、手頃な月額定額料金で利用できるという。月単位の契約で、利用期間に合わせて5パターンのプランを用意しており、選んだプランの期間が満了した際には、「解約・返却」を選択するか、希望者は買い取り料金を支払い、そのまま使えるとのことだ。

今回このサービスを活用することで、子供が成長してベビーベッドが不要になっても家具の処分に悩むこともなく、廃棄物の削減にもつながるという。

また、契約終了後に返却された家具については、廃棄はせず、循環させてゴミを減らす活動に繋げていくとしている。

パーツ交換やメンテナンスを施し、改めて月額定額サービスに再利用することを予定。子供の成長を見守りながら、利用期間が短い家具についても悩むことなく安心して利用する提案をしていくとのことだ。

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