傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営するNature Innovation Group(以下、アイカサ)は、2019年のJR東日本スタートアップとの資本業務提携と実証実験実施以降、首都圏主要駅を中心に傘シェアリングスポットの導入を進め、2021年1月には山手線全30駅に84スポット119台の傘立ての設置を完了したと発表した。
雨の日が増えてくるこれからの時期に合わせ、傘のシェアリングを無料で利用できるキャンペーンを実施するとのことだ。
また、山手線全駅への設置完了後、各駅での利用者も少しずつ増加し、アイカサ設置箇所の中で最も使われる路線となったという。
認知度も傘立てへの接触人数も増えてきたこのタイミングで、ジェイアール東日本企画(以下、jeki)と共同で傘立ての前面を広告媒体として販売を開始し、傘シェアリングスポットの新たな価値を提供するとしている。
今後も多くの人が利用する駅を中心に導入を進め、「傘を持ち歩かない生活」「雨の日に濡れない体験」を提供し、使い捨て傘ゼロを目指していくとのことだ。
<山手線展開記念無料キャンペーン>
山手線全駅導入に際し、新生活が始まり、雨の日が増えてくるこの時期、山手線の利用者に、「雨の日の移動が少しでも快適にハッピーになりますように!」という願いを込めて3日分の無料クーポンをプレゼント。
【クーポン配布期間】 4月30日まで
【クーポン概要】 「アイカサ」サービス3日間分無料(210円分の割引)
【クーポン配布場所】 山手線30駅に設置されている傘立てにクーポンコードを記載
【クーポン利用方法】
なお、クーポンコードの入力期限は5月31日まで。クーポン適応後は3日分無料を使い切るまで無期限で利用できる。山手線以外のスポットでも無料で利用可能。
<傘立て広告媒体販売開始>
JR東日本の駅構内の広告を扱うjekiと共同で、傘立ての前面を広告媒体として販売する新たな協業を開始。傘立てを“広告枠”とするスキームにより、広告クライントは傘シェアリングサービスの持続可能な取り組みに参画し、傘シェアリングユーザーへの広告アプローチとSDGs貢献メッセージの双方の実現につながるとのことだ。
<アイカサとJR東日本グループの協業>
「交通の拠点」という役割を超えて、駅を“つながる”「暮らしのプラットフォーム」へと転換し、豊かな「くらしづくり」の実現を目指すJR東日本グループとアイカサは、山手線の全駅設置を皮切りに今後もJR駅構内の便利な場所に拡大を進め、駅を利用する人や沿線の人が「雨の日」も便利に楽しく過ごせる、心豊かな社会づくりに取り組んでいくとしている。
①雨の日の移動をシームレスに
駅の改札を出て街へ向かう徒歩移動において、天候に左右されないスムーズな移動をサポート。
②SDGsの取り組みの推進
ビニール傘を中心に、列車内に忘れられる傘や駅および周辺地域に廃棄される傘を減らし、CO2の削減に寄与。