ヤフー、「ツール・ド・東北 2021」を9月19日に開催発表 コロナ対策のため規模縮小

ヤフーと河北新報社は、東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的とした自転車イベント「ツール・ド・東北 2021」を2021年9月19日に開催する予定であると発表した。

東日本大震災から10年目となる今大会は新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)対策のため、規模を縮小し、コースは2フォンド、参加者は約1,300名を予定。(2019年大会実績:コース6フォンド、参加者3,973名)

開催に当たっては、新型コロナの感染状況などを見極めながら共催自治体と協議して決定し、公式サイト・SNSにて速やかに発表するとしている。

2013年より毎年開催していた「ツール・ド・東北」は、昨年大会の「ツール・ド・東北 2020」を新型コロナの影響で中止とした。

東日本大震災から10年の節目を迎え、8回目を数える「ツール・ド・東北 2021」は新型コロナ対策のためコースは、石巻市をスタート/ゴール地点とする「北上フォンド」(100㎞)、「女川・雄勝フォンド」(65㎞)の2コースのみで実施する予定。

また、スタート/ゴール会場を第1回からメインの舞台としていた石巻専修大学から、近隣のセイホクパーク石巻(石巻市総合運動公園)に変更。

なお、会場内では新型コロナ対策に万全を期するために「密」対策を行い、各種イベントなどは実施しないとのこと。万が一新型コロナの発症者が出た場合に連絡先などを把握するため、ライダーではない一般の人は入場できないとしている。

ライダーのみゴール後に利用できる飲食ブースを一部設置し、エイドステーション(休憩所)は設置予定であるとのことだ。

<大会キャッチコピーについて>

「ツール・ド・東北」では、被災地を元気づけたいと参加したライダーたちが、沿道からの地元の人々の声援で逆に元気をもらったというエピソードから、「応援してたら、応援されてた」のキャッチコピーが生まれたという。

しかし、今大会は新型コロナ対策のため、大きな声での声援を控えるよう呼びかけ。今大会のキャッチコピーは「応援してたら、応援されてた~声援のかわりに笑顔で~」とし、地元の人々と大会を盛り上げたいと考えております。

「ツール・ド・東北」はこれからも、自転車を通して被災地の現状や、復興への道のりを伝えながら、さらに東北の魅力を感じられるイベントを目指していくとしている。

<「ツール・ド・東北 2021」概要> 
■開催日程:2021年9月19日
■メイン会場:セイホクパーク石巻(石巻市総合運動公園)
■エントリー方式:抽選方式
■エントリー開始日とコース:
4月下旬予定:石巻発100㎞「北上フォンド」、石巻発65㎞「女川・雄勝フォンド」

なお、決定次第、公式サイト・SNSにて速やかに発表するとしている。

<「ツール・ド・東北」開催の目的>
東日本大震災の復興支援、および震災の記憶を未来に残していく。

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