不動産テックを活用した新築投資用IoTレジデンスの企画開発を行うタスキは、持続可能な社会の実現に向けたESG経営の推進を加速させるため、「サステナビリティ委員会」を2021年4月14日に設置したと発表した。
◆ 「サステナビリティ委員会」設置の背景
2020年10月26日に政府は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロ、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言。
これに伴い、国土交通省は気候変動に伴う影響や対策、また、再生可能エネルギーの導入目標を不動産業界へも開示を促しているという。同社は二酸化炭素の排出増による気候変動は、資材調達・建築費用の高騰につながるだけではなく、電気代やメンテナンスの費用が増大する可能性があり、重要な事業課題と認識しているという。
そこで、街づくりの一部を担う一員として、いち早く環境に配慮したIoTレジデンス新シリーズ「タスキsmart」の開発に取り組んできたとのことだ。
2020年10月に実施した東証マザーズ市場への上場以降も、さらなる事業成長を目指すと同時に、サステナビリティに配慮した事業活動を展開している。
上記を踏まえ、同社では、環境(Environment)・社会(Society)・管理体制(Governance)への配慮が中長期的な企業価値最大化につながることを念頭に、「サステナビリティ委員会」を設置し、持続可能な社会の実現にむけたESG経営を推進していくとしている。
◆ サステナビリティ基本方針
●地球温暖化防止
エネルギー効率の改善を図り、CO2等の温室効果ガスの排出削減を推進することによって、地球温暖化防止に貢献していくという。
●環境マネジメントシステム
省エネ・CO2等のGHG排出量の削減等を推進し、継続改善を図っていくとのことだ。
●ステークホルダーへの情報開示
株主等のステークホルダーに対してESGに関する取組みの情報を開示することに努めるとしている。
◆ 「サステナビリティ委員会」の概要
サステナビリティ委員会は、ESG経営を全社で横断的に推進させるため、委員長を代表取締役とし、取締役(常勤)を含む各部管掌役員を委員としている。
サステナビリティ委員会は、サステナビリティ方針や戦略を策定し、目標設定や進捗状況のモニタリング、達成内容の評価を行うことでサステナビリティ施策を継続的に展開していくとのことだ。