スマートニュースは、ニュースアプリSmartNewsで、接種施設の場所やかかりつけ医の予約開始がわかる「ワクチンマップ」などの機能を提供する『新型コロナワクチンチャンネル』を4月13日に開設。
ワクチンチャンネルで用いる、全国の自治体や医療機関が公表した情報を基に、以下の調査データを発表した。
1．全国の新型コロナワクチン接種施設のうち、予約可能な施設は0.8%
全国3万7628箇所の接種施設のうち、予約可能な施設は296箇所で全体の0.8%。
なお、「予約可能な施設」は、厚生労働省が提供する「コロナワクチンナビ」上で「予約可能」「若干空き有り」のいずれかに該当するもの。
2．都道府県別の接種予約可能率、上位は和歌山県、香川県、佐賀県
都道府県別の接種予約可能率の上位5つは以下の通り。
1位 和歌山県：5.78％（519施設のうち30施設で予約可能）
2位 香川県：4.48％（357施設のうち16施設で予約可能）
3位 佐賀県：3.54％（424施設のうち15施設で予約可能）
4位 広島県：2.94％（985施設のうち29施設で予約可能）
5位 山口県：2.38％（421施設のうち10施設で予約可能）
3．接種予約が可能な施設が一つもない市区町村が1,525
全国1741の市区町村のうち、コロナワクチンナビで情報を確認できる1678の市区町村について、接種予約が可能な施設が一つもない市区町村は1,525。
現在、全国の自治体のコールセンターには、ワクチン接種の予約に関する問い合わせが集中しているところも多く、大きな社会課題になっているという。
同社では、ワクチンチャンネルを通じて、かかりつけの医療機関の予約開始を知らせる機能を提供することで、自治体や医療機関への問い合わせを減らし、円滑なワクチン接種に貢献したいと考えているとのことだ。
同社では、報道関係者への支援のため、新型コロナワクチンの接種状況、接種施設と予約可否などに関するデータの無償提供を検討しているという。
なお、今回発表したデータはいずれも2021年4月13日時点。データは日々更新されるものであり、必ずしも正しい情報ではない可能性があるとしている。