TVerは、インターネット広告の新たな取組みとして、コネクテッドTV(以下、CTV)広告の展開を本格化すると発表した。
本格展開に際し、CTVにおける広告効果検証の高度化を目的として、インテージ、青山学院大学との共同研究を開始するという。この連携のまず第一弾として、CTV調査スキームの提供を開始とのことだ。
この1年、TVerは巣ごもり需要を捉え、ユーザー数は2倍に伸長。特に、TVでTVerを視聴するユーザーが急増し、デバイスシェアにおいてTV視聴者の割合は20%を超え、すでにPCのユーザー数を超えているという。
【デバイス別UB数比率】
TVerの運用型広告である「TVer広告」において、CTVにおける広告買付はすでにスタートしており、以下の広告完視聴率のデータのように、配信実績では他のデバイスと同等の配信効率を確認しているとのことだ。
【広告の完視聴率】
ただ、CTVにおいては、配信実績は数字で確認できても、どのくらい認知が上がったか、といった定性調査は今までできない状況が続いており、このような状況を克服し、CTVにおける広告効果検証を高度化していくために、CTVの広告検証スキームを強化しているインテージと協業を開始することしたという。
また、メディア研究における深い造詣と研究実績がある青山学院大学社会情報学部と産学連携をし、CTVがもたらす影響や効果などを共同研究していく予定であるとしている。
今後、CTVの広告検証手法の開発をはじめ、継続的に取り組みの発表をしていきたいと考えているとのことだ。
同社は、今後もTVer広告をはじめとした広告プロダクトの開発に邁進し、安全性が高く価値の高いソリューションを提供できるよう尽力していくとしている。