スマニュー、新型コロナワクチンチャンネル開設 「ワクチンアラーム」や接種施設の予約可否を地図表示する「ワクチンマップ」など機能提供

スマートニュースは4月13日、前日に65歳以上の高齢者へワクチン接種が開始されたことに合わせ、ニュースアプリSmartNewsに『新型コロナワクチンチャンネル』を開設すると発表した。

利用者ごとの接種時期に通知を届ける「ワクチンアラーム」や、利用者が住んでいる地域の3万3,000か所を超える接種施設・かかりつけ医の予約可否を地図で表示する「ワクチンマップ」などの機能を提供し、利用者のワクチン接種に関する適切な情報取得をサポートするとのことだ。

高齢者の9割「ワクチン接種の情報が不充分」

新型コロナワクチンは、4月12日に、65歳以上の人への接種が開始。

一方、同社が2021年4月に65歳以上の人を対象に実施したアンケート調査では、9割以上が、いつどこで自分がワクチンを接種できるかの情報が不充分と回答しており、生活者にワクチンの接種時期や場所に関する情報が行き届いていないことが伺えるという。

参考:●7割以上の人が、いつどこで自分がワクチンを接種できるかを知らない
設問:「ワクチン接種」に関する以下の情報について、それぞれの理解度を率直にお聞かせください(n=900)

●9割以上の人が、いつどこで自分がワクチンを接種できるかの情報が不充分と感じている
設問:「ワクチン接種」に関する以下の情報について、充分に発信されていると思いますか(n=900)

また、全国の自治体のコールセンターには、ワクチン接種の予約に関する問い合わせ殺到しており、大きな社会課題になっている。

いつどこで自分がワクチンを接種できるかをわかりやすく知らせることによって、不必要な問い合わせを少しでも減らす一助にしたいと考えているとのことだ。

同社では、国民の一人ひとりがワクチン接種に関する情報を的確に取得できる環境づくりが重要と考え『新型コロナワクチンチャンネル』を開設。

ワクチンチャンネルは、SmartNewsの日本版を利用のすべてのユーザーに、4月13日より表示される。なお、ワクチンチャンネルで提供する機能・情報は以下。

1.接種時期の目安が分かる&通知が届く「ワクチンアラーム」

居住地や生年月日などの項目に答えると、全国1741の市区町村が発表した情報を基に、ワクチン接種時期の目安を表示。

また、接種時期の開始に合わせて通知を届けるという(市区町村で情報を発表している場合に限る)。

利用者は、すぐに受けられるのか、何か月か待つのかの目安が事前にわかるので、安心して接種時期まで待つことができるとのことだ。この機能を通じて、自治体への問い合わせを少しでも減らす一助にしたいと考えているという。

2.接種施設を地図で表示&かかりつけ医の予約開始時に通知が届く「ワクチンマップ」

自治体や医療機関が公表した情報を基に、全国3万3,058か所(4月12日11時時点)のワクチン接種施設・医療機関を地図上に表示。

接種施設の詳細ページでは、住所や予約可否などの情報を掲載。予約が可能になったら通知を受け取ることもできる。日本では、60代で61.4%、70代以上で80%と高齢者を中心にかかりつけ医(主治医)を持つ人が多くいるが、まだほとんどの医療機関が予約を開始していないという(全国3万3,058か所の接種施設のうち予約開始は201か所、全体の0.61%。2021年4月12日11時時点、同社調べ)。

かかりつけの医療機関が予約開始になると知らせてくれる機能を提供することで、医療機関への不必要な問い合わせを少しでも減らすことにつながり、円滑なワクチン接種に貢献できるものと考えているとしている。

3.ワクチンの有効性や副反応など安全性に関する基本情報

ワクチンの有効性や副反応、接種までの手順や手続きについて解説する記事など、ワクチンの基本情報を掲載。より詳しい情報を知りたい場合は、メディアや公的機関が発信している情報へアクセスが可能であるとのことだ。

4.ワクチンに関する国内外メディアの最新ニュースや専門家による記事

テレビ、全国紙、通信社、地方紙、海外メディアなどが報じる、国内外のワクチン関連の最新ニュースや、専門家による解説記事などを配信。

5.国内のワクチン接種状況をビジュアルでお知らせ

厚生労働省が発表するデータを基に、全国のワクチン接種回数を分かりやすいビジュアルで掲載。日ごとの新規接種回数や累計接種回数をグラフで表示するという。

新エリア「トップカード」で健康や災害に関する最新情報をワンストップで提供

ワクチンチャンネルの開設に際して、2020年7月9日以来のメジャーアップデートを実施し、SmartNewsアプリのトップ画面を刷新。

健康や災害に関する最新の情報に、より簡単にアクセスできるように、画面最上部に複数のカードを並べた新エリア「トップカード」(Top Card)を採用する。カードには、リアルタイムで最新の情報が表示され、ワンタップで各種機能やコンテンツにアクセスできる。

ワクチンが接種できる時期や接種施設に関するカードをはじめ、感染者数やワクチンの接種状況、雨雲レーダーや災害レーダーなど、健康や災害など安全安心に役立つカードを中心に、幅広い生活情報をワンストップで提供するとのことだ。

月間アクティブユーザーが日米合算2,000万人(2019年8月末時点)を超えて成長しているSmartNewsでは、2020年2月16日に、ニュースアプリ・ニュースサイトとしては日本で初めて新型コロナウイルスの特設チャンネルを開設し、国内外の感染状況や関連ニュースなどを送り届けてきた。

2021年2月19日にも、日本で初めて新型コロナウイルスのワクチン接種状況を発信する新機能の提供を開始。

今回の「新型コロナワクチンチャンネル」の開設は、これらの取り組みをさらに推し進めるものであるとのことだ。

同社では、今後も公共性を担う使命を自覚し、日々の生活に寄り添う公益性の高い良質な情報を、より多くのユーザーへ分かりやすく届けていくとしている。

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