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エイベックス、VR空間で誰でも短尺アニメが制作できるツール「AniCast Maker」を4月16日発売

エイベックス・エンタテインメントは、VR空間で誰でも1人で短尺アニメ制作をできるアニメ制作ツール「AniCast Maker」を4月16日に発売すると発表した。

前島亜美出演「AniCast Maker(読み:アニキャスト メーカー)」のPVが公開。

「AniCast Maker」とは、グループ会社のエイベックス・テクノロジーズ(以下、ATS)が開発したVR空間で誰でも1人で短尺アニメ制作が可能なツールとなっており、日本時間2021年4月16日に発売開始するとのことだ。

エイベックスは、「Entertainment×Tech×Global」を戦略テーマに掲げ、テクノロジーを活用したIP(コンテンツ)の創造を目指しているという。

ATSは、そのミッションのもと、新たなIPの創出を支えるテクノロジーの研究開発に取り組んできた。その一環として、2019年11月にエクシヴィと「AniCast Maker」関連技術の特許管理を行う合弁会社として、AniCast RM(読み:アニキャスト アールエム)を設立し、その商用化を進めてきたとのことだ。

近年、YouTubeやTikTokなどの動画投稿・配信サービスの普及により、様々な分野で個人クリエイター主導のヒットコンテンツが登場し、特に、短尺の映像コンテンツの需要が高まっている。

また、TwitterやpixivなどのSNSの普及により、キャラクタービジネスにおいては二次創作の存在感が増しているという。

こうした動向のもと、ATSは、より多くのユーザーが「短尺の映像コンテンツによる二次創作」という新しい体験ができる環境を整えるべく、Facebook社が展開するVRデバイス「Oculus Quest /Oculus Quest 2」向けのアプリケーションとして、AniCast RMから特許ライセンスを、エクシヴィから商標「AniCast」のライセンスを受け、一般向けの「AniCast Maker」を開発。

同商品では、VR空間にスタジオを作り、演技、カメラ撮影、舞台設定など、様々な役割を1人で行うことで、最大15秒の短尺アニメを制作できるという。

発売時は2つのキャラクターモデルと、様々な背景や小道具、モーションなどのアセット(素材)が用意されており、それらを自由に使った短尺アニメ制作が可能。

また、制作した映像をSNSにアップロードし、視聴者から反応を得ることもできるとのことだ。

今後は、著名なゲーム・アニメとのコラボアセット(素材)を追加ダウンロードコンテンツとして配信・販売し、多種多様なIPとのコラボレーションを実現するとしている。

ATSは、「AniCast Maker」によって、誰でも簡単にアニメ制作ができる世界を実現し、新たなIPの創出を目指していくとのことだ。

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