ユーグレナは、ライフ白銅の「セルフかつしか6号店」にて、「サステナブルステーション byユーグレナ(以下、サステナブルステーション)」を2021年4月9日~11日の3日間限定でオープンしたと発表した。
サステナブルステーションは、車もからだもサステナブルになれるサービスステーションを目指しており、同社が製造する次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を、初めて一般生活者向けに販売するという。
今回、多くの人が体験できるよう、バイオディーゼル・ジェット燃料実証プラントで製造されたバイオナフサを混合したハイオクの供給も行うという。
また、10L以上給油した先着300名に、ユーグレナ・フィロソフィー「サステナビリティ・ファースト」を体感できる「サステナブル・ハッピーセット」をプレゼントするとのことだ。
■取り組みの背景
昨今、地球温暖化対策がますます重要な課題となっている中、脱炭素社会に向けた「カーボンニュートラルの実現」を目指す動きが国内外で加速しており、化石燃料の代替燃料としてバイオ燃料の活用が期待されているという。
同社の次世代バイオ燃料は、車両自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料で、これまでに乗合バスや配送車、消防車等の商用車両向けに供給をしてきたが、今回、初めてサービスステーションに導入し、一般生活者向けに販売するという。
気候変動への具体的な対策であるバイオ燃料を一般向けに提供することで、より多くの人が身近に感じられる機会を提供するとのことだ。
■「サステナブルステーション」概要
・店名:「サステナブルステーション byユーグレナ」
・日程:2021年4月9日~2021年4月11日
・場所:セルフかつしか6号店(東京都葛飾区白鳥2-20-20)
■「サステナブルステーション」コンテンツ
「サステナブルステーション」では、ユーグレナバイオ燃料の販売やサステナビリティに対する理解を深めるコンテンツを用意し、来場者がサステナビリティを身近に感じられるサービスステーションを目指すという。
①「ユーグレナバイオ燃料」の販売
販売時間:24時間
販売価格:ユーグレナバイオディーゼル燃料:現金・クレジット価格116円、会員価格114円
ユーグレナバイオハイオク燃料 :現金・クレジット価格151円、会員価格149円
- ユーグレナバイオ燃料をより多くの人に体験してほしいという想いから、期間限定価格で販売。
- バイオハイオクは、バイオディーゼル・ジェット燃料実証プラントで製造されたバイオナフサによる混合燃料であるとのことだ。
- なお、今回、容器への給油はなく、車両への給油のみ可能としている。
②「サステナブル・ハッピーセット」のプレゼント
(ユーグレナバイオ燃料を10L以上給油した先着300名)
サステナブル・ハッピーセットの内容:
ユーグレナバイオ燃料残渣(ざんさ)を利用したバイオプラスチック袋
からだにユーグレナ フルーツグリーンオレ 1本
からだにユーグレナ フルーツグリーンオレ カロリーオフ 1本
からだにユーグレナ グリーンパウダー 1本
ユーグレナ石垣ぬちぐすいプロジェクト「セサミチョコクランチ」(沖縄パイオニアフーズ) 1袋
時間:11時~17時 先着300個限定
③家庭から出た使用済み食用油(廃食油)の回収
時間:11時~17時
④オリジナルステッカーのプレゼント
(ユーグレナバイオ燃料を10L以上給油した人、家庭から出た使用済み食用油(廃食油)を持ち込んだ人)
⑤サステナブルな取り組みをより深く理解できるコンテンツ
●ユーグレナバイオディーゼル燃料について
ユーグレナバイオディーゼル燃料は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)と使用済み食用油を原料に使用し、車両自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料。
バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルを実現するとのことだ。
●『GREEN OIL JAPAN』宣言について
ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言。
ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入すること、そして2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げているという。
目標実現を通じて、SDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」「GOAL17:パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献するとのことだ。