ファーストリテイリングは、UNIQLO CITY TOKYOやジーユー本部など、各ブランドのグローバルヘッドクォーターが居を構える有明本部の4階を、倉庫からオフィスへと改装し、グローバルで情報を商品化するものづくりと、情報とともに商品を届ける活動に必要な、様々な設備を拡充したと発表した。

2021年4月からは、ユニクロだけでなく、ジーユーなどのグループブランドも利用可能な撮影スタジオを、本格的に稼働させているとのことだ。

企業が独自に所有するスタジオとしては、日本最大級(約1,800坪)で、写真や動画が撮影できる大型スタジオに加え、自然光でも撮影出来るスタジオも開設。

同時に、WEB制作部門専用のワーキングスペースも設置し、最新の商品や着こなしの情報をデジタルに変換、いつでも利用者に情報として届けられる体制を整えたとのことだ。

また、カスタマーセンターも、現状運営している山口本社内の拠点に加え、同フロア内に新拠点を開設し、世界中から集まる利用者の声や要望を、ダイレクトに経営や本部社員に届け、リアルタイムに商品・サービス開発に活用する体制を強化するという。

その他、完成した商品や広告物を実地検証するため、ユニクロの標準店、大型店の仮想店舗も設置し、来店客にとって買いやすい売場づくりを徹底的に研究するとしている。

この変革は、ファーストリテイリンググループが、真の情報製造小売業になるため、本気で取り組む改革の大きな基盤となるという。

ユニクロやジーユーでは、来店客が、店舗でもオンラインストアでも、シームレスに買い物ができる環境作りを目指してきたという。

「いつでも、どこでも、誰でも」が、「ほしい商品を、ほしい時に、ほしいだけ」購入できる環境を追求し、日々寄せられる利用客からの声に、瞬時に応えられる組織へ変革、自動化倉庫や物流、配送を含むサプライチェーン全体の改革を積極的に推進しているとのことだ。

ファーストリテイリングは、今後もさらなる事業拡大を目指し、利用客の要望に真摯に応えながら、LifeWearを提供するブランドとして、より便利で価値ある商品やサービスを提供していくとしている。