「令和トラベル」が創業し、2021年3月には第一種旅行業免許を取得完了したと発表した。令和の時代にふさわしい新たな旅行事業をスタートするという。
2020年、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、人々はかつてないほどの「移動の制限」を経験。なかでも特別大きな打撃を受けた産業のひとつが、海外旅行関連事業であるとしている。
2019年には日本人の海外旅行者数が過去最高の2,000万人を達成したものの、2020年は新型コロナの影響により需要がほぼ消失。観光庁によると、2020年の出国日本人数は317万人で前年比84%減と発表されている。
なお、観光目的での自由な渡航の見通しは現在も立っていないとのことだ。
また同時に、「デジタル化」「省人化」「無人化」が業界問わず急速に発展し、ライフスタイルに大きな変革をもたらした。
オンラインツールの浸透、各契約書類等のデジタル化、 eコマースの発展と、DX推進に注目が集まっている。観光庁は、2021年の予算として「新たな旅のスタイル」促進事業に5億400万円、DX推進による観光サービスの変革と観光需要の創出に8億円を新規に設立、需要の創出に力を入れている。
DX推進の動きは、新型コロナの感染拡大が収束した以降も継続されると予想され、今後はますます持続可能な企業やサービスへの変化と、新たな価値創造が求められているという。
令和トラベルは、これまでの概念を見直し、あらたな海外旅行事業に挑戦をするという。そして、令和の時代にふさわしい価値体験の提供を目指していくとのことだ。