Honda、独自技術の社外活用を加速するため技術ライセンスWebサイトを公開 業種を超え、新たな商品・サービス開発を後押し

Hondaは、「技術は人のために」という創業以来変わらない想いの下、Hondaの持つ技術をさまざまな業種・領域で活用され、「生活の可能性が拡がる」新たな商品・サービス開発を後押しするため、技術ライセンスの窓口となるWebサイトを公開したと発表した。

Webサイトイメージ

Hondaは二輪・四輪・ライフクリエーション・航空機と幅広く事業を展開し、商品やサービスの開発だけでなく、将来に向けてさまざまな分野で研究を行っている。

こうした活動の中で生まれた技術・ノウハウは、特許としてHondaが保有しており、その件数はグローバルで5万件を超えているとのことだ。

自動車などの製品に用いられる技術は、強度や耐久性など求められる過酷な条件をクリアしており、Honda製品以外にも、さまざまな製品への適用が可能だと考えているとのことだ。

Hondaには創業以来変わらない「技術は人のために」という想いがあり、Hondaが開発した技術・ノウハウを幅広くさまざまな業種・領域で活用することで、より多くの人に「生活の可能性が拡がる喜び」を提供したいと考え、これまでも技術のライセンス活動を行ってきたという。

一例を挙げると、N-BOXのシートに使われている抗ウイルス・抗アレル物質布地「アレルクリーンプラス」はオフィス家具メーカーにオフィスチェアのクロスとして採用され、LEGENDに使われていた夜間歩行者認識技術は、スワローインキュベートでAPI・SDK化したものが、半導体メーカーで利用されているとのことだ。

また、ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンが開発したマルチドメイン対話システムフレームワーク「HRiME(エイチライム)」は、Nextremer(ネクストリーマー)のリモート接客システム「Remosis(リモシス)」に使われているなど、異業種での技術活用が広がっているという。

技術活用の流れイメージ

今回、さらに幅広くさまざまな業種・領域でHondaの技術を活用してもらうため、技術活用の窓口となるWebサイトを公開。

Webサイトには、ライセンス可能な技術が掲載されており、問い合わせフォームから、ライセンス契約の相談が可能であるとのことだ。

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