埼玉県とNTTドコモ デジタル技術の活用・DXの推進、産業振興で相互連携

docomo

埼玉県とNTTドコモ(以下、ドコモ)は、埼玉県内の県民サービスの向上および地域の活性化に向け、デジタル技術の活用・DXの推進、産業振興などにおける緊密な相互連携と協働に関する協定を2021年3月30日に締結した。

協定内容は以下になる。

  1. 協定の名称
    「埼玉県とNTTドコモとの連携と協働に関する協定」
  2. 協定締結日
    2021年3月30日
  3. 協定締結の目的
    埼玉県とドコモが相互の連携を強化し、地域社会の活性化および県民サービスの向上を推進していくとのことだ。
  4. 連携・協働事項
    対象となる18分野において、以下の事項について重点的に取り組んでいくとしている。

    1. デジタル技術の活用とデジタル・デバイドの解消に関すること
      ■5Gエリアにおける先端技術を活用した新規事業の創出に向けた取組
      埼玉県産業技術総合センターなどの県有施設を5Gエリアとし、埼玉県内の企業を対象に5Gを活用したコンテンツの開発やソリューションの検証などをサポートすることで、新規事業の創出を支援。

      ■様々な年代における情報格差をなくす取組
      埼玉県と埼玉県内のドコモショップが連携して、「ドコモスマホ教室」の取組を高齢者に通知し、高齢者のICTリテラシーの向上に取り組む。また、高齢者の他、中高生など様々な年代のICTリテラシー向上に取り組む。

    2. ビッグデータを活用した社会課題の解決
      ■埼玉県内における地域の交通課題への取組
      埼玉県内の自治体を対象としたモバイル空間統計(人口流動統計) のオンラインセミナーや、活用方法に関する勉強会を行う。
      また、各市町村がモバイル空間統計の導入を検討しやすいよう、利用規模などに応じてあらかじめ条件を設定した複数のパッケージプランでの提案などに取り組む。

      ■ICTツールを活用した「健康長寿埼玉プロジェクト」の推進
      「コバトン健康マイレージ」の歩数データを活用した健康促進施策を検討し、更なる医療費削減と埼玉県における長寿社会実現に向けて取り組む。

    3. ICTの活用による働き方改革支援
      ■テレワーク導入相談窓口による支援
      埼玉県公式ホームページで紹介している「テレワーク導入の相談窓口」を拡充し、テレワーク環境の整備に関する相談だけでなく、web会議やビジネスチャットなどのICTツールの検証や導入(ICTツールの環境の貸出)まで支援。

      ■「働きやすい埼玉県」への取組
      埼玉県、埼玉県内の市町村、中小企業などを対象に「働き方改革」に関するオンラインセミナー、オフィスツアーを実施し、withコロナ時代における「働き方改革」の啓発に取り組む。
モバイルバージョンを終了