大日本印刷(以下、DNP)は、2017年より東京・市谷で、日本動画協会(以下、AJA)と共同で運営してきた「東京アニメセンター in DNPプラザ」を、丸井が運営する東京・渋谷の「渋谷モディ」へ移転し、リアルとバーチャルの融合による新しい体験価値を提供するアニメ文化の発信拠点として、2021年4月16日にリニューアルオープンする。
「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」のサービスについて
1.リアルとバーチャルを組み合わせた企画展やグッズ販売によるプレミアムな体験価値の提供
知的財産(Intellectual Property:IP)を活かした展示会の企画運営ノウハウや出版社等のコンテンツホルダーとのネットワークを活かし、企画展やグッズ販売とバーチャル空間のサービスを組み合わせ、コンテンツの世界観の再現、キャラクターとのコミュニケーション機会の創出などによって、生活者とコンテンツや生活者同士をつなぐ新しいコミュニケーションや体験価値を提供していくという。
2.企画展や物販におけるXRコミュニケーションモデルの共創およびアセットの提供
「東京アニメセンター in DNPプラザ」で培ってきた安全・安心な情報管理と運用体制に基づいて、企画展や物販の基本的な仕組みを汎用的な資産(アセット)として開発し、新しいコミュニケーションの手法や空間を企業に提供することで、企業と生活者の新しいコミュニケーションを創出する。
初回企画展 「原作30周年記念展 クレヨンしんちゃん オラのミリョク新発見だゾ」
開催期間 : 2021年4月16日~5月23日
1.原作コミック誕生から30年の歴史をリアル空間に展示
『クレヨンしんちゃん』(臼井儀人/双葉社)の原作コミック誕生30周年を記念して開催する本企画展では、原作コミックからアニメ・映画・ゲーム・グッズなど、さまざまな形で展開されてきた同作品の魅力を伝える。
『クレヨンしんちゃん』原作コミック30年の歴史や作品に登場する多数のキャラクターに関する企画展示、原作とアニメの表現の仕方を見比べられる比較展示などを行うという。
2.バーチャル空間と連動したサービスの提供
登場人物である野原しんのすけ、ひろし、みさえと共に、本企画展を楽しめるサービスを提供します。音声ガイドとしてスマートフォンアプリ「HoloModelsTM」を使用し、会場内の各所で、スマートフォン画面に登場したARキャラクターを見ながら、キャラクター同士の会話を聴くことができる。
また、本企画展を「バーチャルSNS cluster」上にCGで再現し、バーチャル空間でも同時に同企画展を開催。
時間や場所にとらわれることなく企画展を楽しむことができる。
今後DNPは「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」において、日本動画協会や多くのパートナー企業と協業し、IPを活かした企画展と物販における新しい体験価値を提供していく。
また、ここで実施するビジネスモデルを発展させることで「XRコミュニケーション事業」全体を推進し、コミュニケーションサービス領域において、2025年度までに40億円の売上を目指すとのことだ。