サイバーエージェントとヤマダデンキは、消費者の購買体験の向上を目的に、ヤマダデンキの販促DXにおいて業務提携を締結した。
ヤマダデンキが保有するデータを統合した販促データ基盤を共同開発し、独自の購買データを活用した公式広告メニュー「ヤマダデジタルAds(ヤマダデジタルアズ)」の提供を、2021年4月より開始する。
新型コロナ感染拡大の影響で人々の日常行動は大きく変わり、外出抑制によってデジタルデバイスとの接触時間が増えている。
多くの企業では、顧客の消費行動の変化に対応する、販促DXの推進が急務とされている。
また、家電量販店業界では、コロナ禍で家で過ごす時間が増えた人々の「巣ごもり消費」が加速し、製品購入の際はECサイトや自宅から身近な店舗で買い物する傾向が定着している。
このような背景のもとヤマダデンキとサイバーエージェントは、消費者の購買体験の向上を目的に、販促DXにおいて戦略的提携を締結したとのことだ。
ヤマダデンキが保有するデータを統合した販促データ基盤を共同開発し、独自の購買データを活用した公式広告メニュー「ヤマダデジタルAds」の提供を開始する。
オンライン広告から店舗の棚前サイネージ、公式アプリ通知などを活用し、メーカーのブランディングから来店・購買までを販促支援する、家電量販店業界で最大の販促プラットフォーム。
「ヤマダデジタルAds」では、家電量販業界で売上ナンバーワンを誇るヤマダデンキが保有する全国約700店の実店舗およびECサイトの購買データや、ヤマダ会員データなどを統合し、顧客IDと購買データを紐づけたオン・オフライン共通のデータ基盤を構築。
会員顧客の属性・興味関心と購買傾向などを紐づけた独自データ基盤をもとにした広告提供するという。
業界最大の販促プラットフォームとなる「ヤマダデジタルAds」は、サイバーエージェントが販促DX戦略パートナーとして共同開発。
これにより、メーカーのブランディングを考慮した広告クリエイティブ制作から広告配信、実店舗への来店促進、ヤマダデンキ店舗内に設置する7,000面の棚前サイネージを活用したデジタルPOPの運用、購買データの分析や、ヤマダデンキ公式アプリやSNSによるプッシュ通知の運用・効果検証まで、一気通貫となる販促マーケティングの提供が可能。
メーカーにおいては、新しい生活様式への変化にともなう顧客の消費行動の変化を考慮しながらマーケティング活動ができる販促プラットフォームであり、消費者ニーズを捉えた、価値ある購買体験の提供を実現していくとのことだ。
顧客には、実際に購入した商品の傾向などを元に、メーカーの新製品情報など、興味関心に沿った情報を提供。
来店時には、限定クーポンや棚前サイネージでお知らせしている店舗内のお買い得商品情報、デジタルPOPと連動したキャンペーン情報や、商品買い合わせの提案などを公式アプリ通知にて配信し、顧客にとって「便利で楽しく価値ある購買体験の提供」を目指していくとのことだ。