ゼンリンと東京センチュリーは、両社の協業の更なる推進のため、業務提携契約を締結した。
ゼンリンは、「現実世界をライブラリー化する」をミッションに掲げ、住宅地図をはじめカーナビゲーションやインターネットの地図など、詳細な地図情報の整備・提供を通じて、世の中の多様なニーズに対応してきた。
世の中に流通している様々な情報とゼンリングループが保有している高精度・高品質な地図情報を組み合わせ、利用者ごとに最適なソリューションを提供することにより、新たな価値の創造とビジネスの拡大を目指している。
一方、東京センチュリーは、規制に縛られない自由な経営環境のもと、国内外のパートナー企業との共創による『金融×サービス×事業』を融合したビジネスモデルの発展・拡大に注力してきた。
2020年度を初年度とする新・第四次中期経営計画では、新たな事業領域への挑戦として「デジタル」、「モビリティ」、「サブスクリプション」等をキーワードに掲げ、社会課題の解決に貢献するビジネスモデルの創出を目指している。
これまで両社は、それぞれのリソースを組み合わせたソリューションについて協議を進めてきた。
今回、両社の協業が新たな価値を生み出し、社会課題の解決に資するとの認識で一致し、業務提携契約の締結に至ったとのことだ。
ゼンリンおよび東京センチュリーは、「移動の可視化・最適化」「安全・安心な移動支援」といった価値の提供を通じて、地方創生、少子高齢化、労働人口の減少などの社会課題解決に貢献し、安定的かつ持続可能な経済成長への寄与を目指すとしている。
具体的には、ゼンリングループが取り組む観光型 MaaS や、地図ナビゲーション、デジタルサイネージといったソリューションと、東京センチュリーグループが有する多様な金融・サービス機能、オートリース・レンタカーを中心とするモビリティサービスなどを掛け合わせることで、人々の新たな移動を創出・最適化し地域の活性化に貢献する MaaS ビジネスや、クラウドナビゲーションと連携した安全・安心なモビリティサービス等の分野で事業化を図る。
さらに両社で創出したソリューションは、スマートシティ関連やモビリティ領域の DX(デジタルトランスフォーメーション)での適用を目指し、両社パートナー企業との共創にも取り組んでいくとのことだ。