LINEは、プライバシーポリシーを改定したと発表した。

今回、日本ユーザーが安心してサービスを利用できるよう、LINEプライバシーポリシーを改定し、個人に関する情報(以下、パーソナルデータ)へのアクセスや保管に係るデータ移転について、当該業務が発生する拠点がある国名やそのケースおよび関連業務等について明示したとのことだ。

同改定は、LINEとしての今後の方針である、日本のユーザーが安心できるための「2つの国内化」「2つの透明化」に係る取り組みの一環となるとしている。

旧プライバシーポリシー(2021年1月28日 改定)においては、日本国外でのパーソナルデータの移転について、ユーザーの居住国以外の国または地域にある委託先などの第三者および第三国に移転する場合があるという旨を記載していた。

しかしながら、当該業務が発生する拠点がある国名などの個別事項については説明ができておらず、今回、具体的な情報を追記し、改定を行ったとのことだ。

また、今後も、2022年4月1日に施行予定の改正個人情報保護法を遵守するための検討を継続していくとしている。

■プライバシーポリシー改定の適用範囲

今回の改定は、LINEが提供するサービスに関連して取得されるすべてのパーソナルデータに適用されるという。

なお、今回の改定は、日本のユーザーを対象としたもの。また、今後、LINE Payなどグループ会社が提供するサービスや個別の規約やポリシーに基づいて運営されているサービスについてもプライバシーポリシーを改定予定であるという。

■プライバシーポリシー改定箇所

1. 【5.パーソナルデータの提供】について
日本のユーザーのパーソナルデータについて、日本国外の拠点からアクセスが生じる場合についての具体的な国名やそのケースについて追記。

2. 【6.パーソナルデータの安全管理 /6.b.パーソナルデータの保管場所】について
日本のユーザーのパーソナルデータを保管する同社データセンターの場所について、追記。