味の素は、2021年4月1日付で食品事業本部内にZ世代事業創造部を新設すると発表した。

Z世代の価値観や真に求めているものを追求し、「食と健康の課題解決」のための価値提供を行う事業創出をグローバルに加速するという。

なお、Z世代事業創造専任部署の設置は、食品業界では日本初とのことだ。

同部新設に当たり、Z世代の価値観に寄り添い、生活動線に立脚した事業検討を進めるため、新事業検討チームのリーダーに30代の若手基幹職、チームメンバーには社内公募により選出された20代の若手人財3名を起用。

これらのメンバーにより、既存事業の枠組みに捉われることなく、Z世代視点・生活者視点で自由に発想し、新領域製品や新チャネルの開発、デジタル技術を活用した新ビジネスモデルなどの事業創出をスピーディーに行うことを目的とし、事業立案・事業開発・市場定着まで一貫して実施。

また、従来の社屋を飛び出し、渋谷スクランブルスクエア15階の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」をベースとして活動するという。Z世代と繋がりの強いスポットを拠点に、スタートアップや大学等と新たな価値を共創することで事業化を推進し、2021年度中にZ世代向け新製品または新サービスを上市する予定とのことだ。