東京都は、これから出産・育児に臨む家庭を応援・後押しするため、子育て支援サービスの利用や育児用品等の購入に係る経済的負担を軽減する取組を行うことにしたと発表した。

コロナ禍という危機の中、経済的な面も含め、子供を産み育てることに対する不安が高まっている。

今後の施策に活かすため、対象の方々には、あわせて、子育て支援等に関するアンケートに協力してもらうとのことだ。

また、コロナ禍においても、安心して子供を産み育てられるよう、都として応援・後押ししていくとしている。

1.対象家庭

以下のいずれかに該当する家庭
(1)2021年1月1日から2021年3月31日までの間に出産し、出生日および2021年4月1日に都内に住民票がある世帯
(2)2021年4月1日から2022年3月31日までの間に出産し、出生日に都内に住民票がある世帯

2.利用の流れ

(1)専用IDを記載したカードを配付
住んでいる区市町村を通じて、対象家庭へ専用IDを記載したカードを配付。
なお、区市町村により配付時期は異なる。

カードのサンプル

2021年4月から事業開始のため、手元にカードが届くまでに時間がかかる。また、2021年4月以降に出生する人については、出生後概ね3か月を目安として配付するが、状況により前後するとのことだ。

(2)専用WEBサイトへアクセス
・カードに記載されている二次元コードから、専用WEBサイトへアクセスし、初回登録(ログイン)してください。専用WEBサイトを利用するには、カードに記載の専用IDとパスワードが必要。
・初回ログイン時には、子育て支援等に係るアンケートに協力。
・専用WEBサイトでは、子育てひろばや困ったときの相談先など、乳幼児を育てている家庭に役立つ情報なども掲載。

(3)商品の選択・申込
10万円相当のポイントを付与。専用WEBサイトから希望の商品を選択し、申込み。期限内であれば、複数回に分けての申込みも可能。なお、申込期限は、初回登録(ログイン)時から6か月。

<商品例>
食料品:離乳食、ミルク(粉、キューブ、液体)
育児用品:抱っこひも、ベビーカー、チャイルドシート
日用品:おむつ、衣類など
家事・育児サービス等:ベビーシッター、家事代行サービスなど

その他、掃除ロボットなど家事の負担を軽くする物や、タクシー移動に使えるチケットなども用意しているとのことだ。