HISのグループ「みなとく」、食品ロス削減アプリ「No Food Loss」をJR東海グループに導入 食品ロス削減へ

エイチ・アイ・エスのグループ会社「みなとく」は、ジェイアール東海パッセンジャーズ、ジェイアール東海フードサービス、ジェイアール東海ホテルズ(以下、JR東海グループ3社)と連携し、みなとくが開発した食品ロス削減アプリ「No Food Loss」をJR東海グループが運営する一部店舗へ導入を開始し、4月1日より店頭で販売する駅弁やパン、ケーキ等の食品ロス削減に取り組むと発表した。

小売店や飲食店では、廃棄が出ないよう仕入れ等を調整しているものの、当日の状況によっては一定の廃棄が発生してしまうという。

同アプリは、このように、まだ食べられるのにやむなく店頭から下げられる「食品ロス」の情報を近くのユーザーに発信することができるクーポンサービス。購入金額の一部は、開発途上国の子ども達の給食費として寄付されるとのことだ。

2019年2月にローンチした同アプリは、コンビニエンスストアや百貨店などで利用されており、これまでに累計20万食以上の食品ロスの情報をユーザーに発信し、約12万食の販売(2021年2月末時点)を行うことで食品ロス削減に繋げているという。

今回、JR東海グループ3社では、同アプリの導入を通じて、賞味期限が迫った商品の割引情報が通知することで、アプリをダウンロードしたユーザーは商品をお得に購入でき、かつ、食品ロスを減らす機会を創出することが可能となるとのことだ。

みなとくは、JR東海グループ3社と連携し、鉄道や駅を利用する人々へのサービスを向上させるとともに、食品ロス削減を促進し、CO2の削減や社会的責任への貢献を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを推進していくとのことだ。

導入店舗

(1)おむすび処 米’n 八重洲南口店
導入場所:東京駅八重洲南口コンコース
営業時間:
[通常]6:30~22:00
[短縮]6:30~14:00
開始日 :4月1日
対象商品:駅弁・おにぎり等
割引率 :50%
運営会社:ジェイアール東海パッセンジャーズ

おむすび処 米’n 八重洲南口店

(2)デニッシュバー JR名古屋駅店・マーメイドカフェJR名古屋駅店
導入場所:名古屋駅中央コンコース
営業時間:
デニッシュバー 10:00~21:00
マーメイドカフェ[通常]7:00~23:00 [短期]7:00~21:00
開始日 :4月1日
対象商品:デニッシュバー各種等
割引率 :30%
運営会社:ジェイアール東海フードサービス
※デニッシュバーは2020年11月から実証実験での導入実績有り

デニッシュバー JR名古屋駅店
マーメイドカフェJR名古屋駅店

(3)名古屋マリオットアソシアホテル ロビーラウンジ「シーナリー」
導入場所:名古屋マリオットアソシアホテル15F
営業時間:11:00~19:00
開始日 :4月1日
対象商品:
「シーナリー」内「ペストリーブティック」のパン・ポーションケーキ・焼き菓子(テイクアウトのみ)
割引率 :20%~40%
運営会社:ジェイアール東海ホテルズ

名古屋マリオットアソシアホテル ロビーラウンジ「シーナリー」
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