Garmin、高い測定精度と耐久性、安定性に優れたペダル型パワーメーター「Rally」を発売 SPD-SL・LOOK KEOクリートに対応

アメリカ発GPS機器のパイオニア、ガーミンジャパン(以下、Garmin)は、Garminならではの高い測定精度と耐久性、安定性に優れたペダル型パワーメーター『Rally(ラリー)』シリーズを2021年4月1日に発売すると発表した。

予約は3月25日より開始。

左から、Rally RK200/100、Rally RS200/100

『Rally』シリーズは、ペダルとして装着することで、自転車走行時の様々な計測を行えるペダル型パワーメーター。世界最大級のブランドであるSHIMANO SPD-SLに対応する『Rally RS』と、トップライダー用達ブランドであるLOOK CYCLE INTERNATIONALのLOOK KEOクリートに対応する『Rally RK』。

それぞれデュアルセンシング(左右両方にセンサー内蔵)のRS200およびRK200と、シングルセンシングのRS100およびRK100の4種のラインナップを展開するという。

『Rally』シリーズの最大の特徴は計測精度。

自動車、船舶、航空機機やダイビング、クライミングなど陸海空様々な分野のプロフェッショナルに向けて高精度GPS機器やウェアラブルデバイスを展開するGarminならでは技術力を活かし、±1.0%という測定精度を実現。

デュアルセンシングのRS200/RK200は、シッティング/ダンシングの合計パワー、ケイデンスに加え、左右のバランス、PCO(Platform Center Offset)やPP(Power Phase)など、総合的な“ペダルストローク”を測定可能。

これらを分析することで、効率の良いペダリングやフォームの改善につなげ、パワーロスの軽減、パワーを最大限に引き出す走行の実現をサポート。

シングルセンシングのRS100/RK100は、シッティング/ダンシングの合計パワーやケイデンスが計測可能。「アップグレードペダル」(別売)を使用すれば、デュアルセンサーにアップグレードすることができるとのことだ。

また、ペダル型のパワーセンサーなので、着脱が簡単で別の自転車にもすぐに付け替えることができるほか、カバーなどバッテリー周りの素材や形状にこだわり、ハードな走行時に耐えうる耐久性と安定通電、メンテナンスフリーを実現した。

『Rally』シリーズは、Garminのウェアラブルウォッチやサイクリングコンピュータ『Edge』と、互換性のあるスマートフォンを通じて計測データをその場で確認できる。

また、スマートフォンアプリ「Garmin Connect」と同期することで、トレーニングのプランニングやトレーニング後の分析も可能。計測データは、Strava、TrainingPeaks、Zwiftからもより詳細な分析や共有ができるとのこと。

パワーメーターを用いたトレーニングは、パフォーマンス向上に効果的な手法。

自身の走行の癖やパワーロスの把握は、タイムアップやフォーム改良だけでなく、体の故障や怪我の予防にもつながるという。

また、トレーニング効果を最大限に引き出すパワーメーター『Rally』は、自身の記録に挑戦する全てのサイクリストのトレーニングをサポートするとのことだ。

【製品概要】

製品名:
Rally RK200、Rally RK100(LOOK KEO クリート対応)
Rally RS200、Rally RS100(SHIMANO SPD-SL クリート対応)

価格:
RK200/RS200 128,000円(税抜)、140,800円(税込)
RK100/RS100 79,000円(税抜)、86,900円(税込)

発売日:
2021年4月1日 ※予約開始3月25日

【主な特徴】

■ペダルポット内蔵
ペダルポッドがスピンドルに内蔵されたことにより、デザイン性の向上と、落車時等の破損リスクを軽減する。

■簡単着脱で複数バイク間での使用が可能
ペダルレンチで規定トルク通り締め付けるだけで、より簡単に取付けが可能。バイク間での付け替えも手軽に行える。
ネジ山がステンレス製になったことで、劣化しにくく、優れた耐久性を実現。

■安定性と耐久性に優れたバッテリーカバー
通電部分の形状を花びら型のバネにすることで、電池の形状変化に対応。通電部のフレッチングを大幅に軽減し、メンテンナンス不要で長期間使用できる。

■洗練されたデザイン設計
優れたコーナリングクリアランスやスタックハイトを提供。

■サイクリングダイナミクス
デュアルセンサーによりシッティング/ダンシングの合計パワー、ケイデンス、左右バランス、トルク効率、パワーフェーズ、プラットフォームセンターオフセットなどのペダリング解析が可能。

■Garminデバイスと連携してパワーデータの分析が可能
Garminのデバイスを使って計測データをその場で確認できる。
さらにスマートフォンアプリ「Garmin Connect」や、Strava、TrainingPeaks、Zwiftなどのサードパーティ プラットフォームとデータを同期することで、ポストライド分析や、データ共有、マッピング、ルーティングプランニングなどを行うことが可能。
「Garmin Connect」でファームウェアのアップデートも容易に行えるという。

■<RK200/RS200> 左右独立計測が可能なペダル型パワーメーター
デュアルセンシング(2つのセンサーで計測すること)で、シッティング/ダンシングの合計パワー、ケイデンス、左右のバランス、PCO(Platform Center Offset)やPP(Power Phase)を測定できる。

■<RK100/RS100> シングルセンシングのペダル型パワーメーター
合計パワー及びケイデンスを測定できる。

※アクセサリーの「アップグレードペダル(税抜69,000円、税込75,900円)」でデュアルセンサーへのアップグレードができ、サイクリングダイナミクスなど全機能が使用可能になるという。

Rally RK100およびRS100のアップグレードキット

<製品仕様>

・重量: RK200 326g、RK100 334g 、RS200 320g、RS100 328g
・バッテリータイプ: LR44/SR44 (x4) or CR1/3N(x2)
・稼働時間: 約120 時間
・耐荷重量: 105kg
・測定精度: ±1.0%
・対応クリート: RK200/100 LOOK KEO、RS200/100 SHIMANO SPD-SL
・Qファクター: 53mm(55mm with2mm washer)
・スタックハイト: 12.2mm
・無線通信: ANT+(R)、 Bluetooth(R)

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