森トラスト、マリオットなど「リゾートホテル」で社員のワーケーション試験導入

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森トラストグループは、社員の充実したライフスタイルの実現をサポートするため、ワーケーションの人事制度を2021年3月22日より試験導入したと発表した。

同時に、ワーケーションが組織やワーカーにもたらす効果を測るため、3つの項目について検証。

エンゲージメントについては同社がアンケートを実施し、メンタルヘルスについては三井情報が各種関連データを相関分析し、睡眠についてはエアウィーヴの「airweave sleep analysis※」を用いてデータを取得し、分析を実施するという。

今般の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、急速にテレワークが普及したことで、ワーカーにとっては、慣れない環境下での仕事によるストレスや、有給休暇取得率の低下などが課題になっているという。

一方で企業にとっても、働き方改革や健康経営の推進、エンゲージメント向上といった経営課題が顕在化しており、これまで以上に多様な働き方に対応し、ワーカーの健康で充実したライフスタイルをサポートすることが求められているとのことだ。

同社グループでは、これまで多様な働き方に対応するべく、フレックス勤務やテレワークの導入など、会社全体で様々な施策を実施してきたとしている。

そして、今回、「休暇の充実が仕事の充実につながる」と考え、ワーケーションの人事制度を試験導入し、グループ社員を対象に同社グループ運営ホテルを含む、7つのリゾート地の計9施設にてワーケーション利用できるようにしたという。

社員がワーケーションを利用しやすくするべく、有給休暇、半日有給休暇、時間単位有給休暇などを組み合わせた柔軟な勤務を実現すると同時に、滞在中の合計勤務時間が一定時間を満たせば、補助を支給するといった制度を今回試験導入する。

さらに、同社はワーケーションを普及促進するべく、試験導入した制度を用いて実施した社員に対し、エンゲージメント、メンタルヘルス、睡眠の3 つの観点から、三井情報、エアウィーヴの協力のもと、ワーケーションが組織やワーカーにもたらす効果を検証するとのことだ。

同社は、制度の試験導入によりワーケーション制度導入を検討している企業の先進事例となることを目指すとともに、制度化に向けた制度設計の向上を図っていく方針を示している。

また、今回の検証を通して、ワーケーションによる効果を見出し、同社グループが展開するワーケーション関連のサービスの向上にもつなげていくとしている。

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