トリドールホールディングスは、2021年7月、讃岐うどん専門店「丸亀製麺(現地名称:Marugame Udon)」が、英国・ロンドンに初出店することを発表いたした。
今回の出店を機に、欧州での「丸亀製麺」の本格展開を開始するとのことだ。
トリドールホールディングスは、2020年7月に現地法人を設立し、今春のオープ
ンに向けて準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、
出店時期の延期を余儀なくされたという。
しかしながら、現在の英国ではロックダウンの緩和計画が段階的に進められており、今年6月には全面解除が予定されていることから、満を持して、開店を決定するに至ったとしている。
出店場所は、ロンドン都心部の主要ターミナル駅であるリバプールストリート駅のすぐそばで、世界中の多彩なレストランが集まる人気エリア。
日本のスタイルと同様に、店内に製麺機を置いて、日本産の小麦粉をつかい、打ち立て、茹でたてのもちもちのうどんを提供する。
また、多様な利用者ニーズに応えれるよう、店内飲食に加えて、テイクアウトやデリバリー、ネットで注文し店舗で受け取るクリック&コレクトにも対応。
メニューは、日本で定番人気の『釜揚げうどん』や『かけうどん』、『肉うどん』などはもちろん、日本食に馴染みのない人も食べれるよう、ロンドン
でメジャーな日本食をベースにした、『豚骨うどん』や『チキンカツカレー丼』なども揃え、3.45 ポンド(約 520 円)からのお手頃価格で販売する。
また、利用者の目の前で揚げる天ぷらや、おにぎりなどのサイドメニュー、好きなだけトッピングができる、青ねぎ、しょうが、天かすなどの薬味も用意。
さらに、同店では、様々な食習慣の人も楽しめるよう、「丸亀製麺」で初とな
るビーガン向けメニューを導入。
通常、魚介を使用するうどんのだしは、野菜を使用した植物性のだしに変更し、それをベースに、『かけうどん』や、『キムチ焼きうどん』、『カレーうどん』などを用意するという。
また、天ぷらの衣をビーガン仕様に変え、ビーガンの人だけでなく、フレキシタリアンの人も楽しめるとのことだ。
なお、メニューの約 30%をビーガン向けメニューが並ぶとしている。