BIGLOBEは、「ワーケーションに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
人事・労務担当者の6割がコロナ禍で「社員のコミュニケーション不足」を不安視
全国の20代から50代のリモートワークが可能な企業に勤める会社員(人事・労務担当者)100人に「コロナ禍の現在、社員に関して気になることや心配していること」と質問したところ、「リモートワークによる社員のコミュニケーション不足」(60%)、「メンタルヘルス」(54%)が50%を超え上位に。
さらに「生産性低下」、「健康状態」も50%弱となり、コロナ禍における社員の状況に多くの人事・労務担当者が心配事を抱えていることが明らかとなった。
さらに、全国の20代から50代のリモートワークが可能な企業に勤める会社員(人事・労務担当者)100人に「ワーケーションに期待する効果」を質問すると、「社員のストレス緩和」(56%)、「社員のワークライフバランスの改善・充実」(48%)、「従業員満足度向上」(34%)、「社員の健康増進」(30%)と続き、コロナ禍における健康経営に、ワーケーションの効果が期待される。
ワーケーションをしてみたい場所は「温泉宿」が1位
全国の20代から50代のワーケーションに関心のある会社員523人(リモートワークが可能な企業に勤める会社員でワーケーションをしたい・ややしたいと回答した523人)に、「ワーケーションをするならどのような場所でしたいと思いますか」と質問したところ、1位は「温泉宿」(66.0%)という結果に。2位「高原リゾート」(53.3%)、3位「ビーチリゾート」(39.6%)と続いた。
また、「ワーケーションをするとして、仕事面で関心があること」について質問をしたところ、「リラックスした環境でのデスクワーク」(70.0%)、「温泉入浴などオフィスでは実現不可能な気分転換」(52.6%)、「非日常的な環境で得られる発想」(36.3%)と続いた。オフィスとはなるべくかけはなれた環境で仕事をすることで得られる効果に関心がよせられている。
温泉地でのワーケーションの魅力「休憩がてらの温泉入浴」約7割
全国の20代から50代のリモートワークが可能な企業に勤める会社員900人に「温泉地でワーケーションをすることに魅力を感じるか」を質問したところ、「感じる」(31.3%)、「やや感じる」(34.9%)と7割弱が温泉地でのワーケーションに魅力を感じていることが明らかとなった。
さらに、温泉地でワーケーションをすることに魅力を「感じる」「やや感じる」と回答した596人に、「温泉地でワーケーションをすることに感じる魅力」について質問をすると「仕事の休憩がてらの温泉入浴」(69.3%)、「一日の疲れを温泉で癒す」(59.1%)、「ご当地グルメ」(54.2%)、「雰囲気のある温泉街の散策」(53.7%)と続いた。
温泉のストレス改善・健康増進といった癒しの効能が、仕事のリフレッシュに繋がると考える人が多く、温泉とワーケーションとの相性の良さがうかがえる。
- 調査概要
- 調査名 :ワーケーションに関する調査
- 調査対象 :全国の20代~50代の男女1,000人
(リモートワークが可能な企業に勤める会社員900人(内、人事・労務担当者100人)・リモートワークが可能な企業の経営者100人) - 調査方法 :インターネット調査
- 調査期間 :2021年3月8日~2021年3月10日
<参照元>
BIGLOBE『ワーケーションをしてみたい場所、「温泉宿」が1位』