楽天は、運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」の出店店舗向けに、「Instagram」上のインフルエンサーと連携してマーケティング施策を行うためのツール「MIHA Casting for Instagrammer」を、本日販売開始したと発表した。
「MIHA Casting for Instagrammer」は、約5,500人の中から適切なインフルエンサーを選定し、自店舗の商品などに関する「Instagram」への投稿を依頼するまでをワンストップで行うことができる、「楽天市場」出店店舗向けのマーケティングツール。
同ツールは、楽天グループの動画クリエータープロダクションであるMIHAが企画し、デジタル・キャスティングプラットフォームを提供するBIJIN&Co.が開発。
「楽天市場」の出店店舗は、同ツールを通じて、「年齢」や「ジャンル」などの条件で自店舗のマーケティング戦略に適したインフルエンサーを検索し、店舗や商品の魅力を訴求する投稿を依頼することができる。
また、同ツールに登録されているすべてのインフルエンサーに対して募集を行い、応募者の中から適したインフルエンサーを選定することも可能。
投稿内容には「PR」の表記を必ず明示するほか、消費者の誤解を招く表現になっていないかなどの観点からBIJIN&Co.が投稿内容の審査を事前に行うため、「楽天市場」の出店店舗は安心して同ツールを利用することができるとのことだ。
なお、同ツールの利用料は月額5万円(税別)となっている。
昨今、インフルエンサーを通じて商品の魅力を訴求する「インフルエンサーマーケティング」は、消費者の観点を取り入れた情報発信による訴求力の高さなどから、商品の認知獲得や販売促進に効果的なマーケティング手法として大いに注目されている。
楽天は、「楽天市場」の出店店舗に対し、同ツールを通じてより手軽なインフルエンサーマーケティングを提供するという。
また、「楽天市場」で販売している商品について、インフルエンサー視点での情報発信が増えることで、より多くのユーザーと商品との出会いの創出を目指すとしている。
楽天は、今後も、「MIHA Casting for Instagrammer」をはじめとする様々なソリューションの販売を通じて、企業の持続的なマーケティング活動の実現に貢献することを目指していくとのことだ。