H&M、客のサステナブル行動にポイント付与する制度を導入へ

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H&Mは、H&Mのロイヤリティプログラム「H&Mメンバー」に向けて、サステナブルなアクションを促進するConsciousポイント(コンシャス・ポイント)を3月25日より導入すると発表した。

また同時に、古着回収サービスにおけるクーポンのデジタル化も開始するという。

ConsciousポイントはH&Mメンバーに向けたポイント制の施策で、マイバッグの持参(またはショッピングバッグの購入辞退)、古着回収サービスへの衣類の持ち込み、サステナブルな素材から作られた商品(グリーンタグ付)の購入など、メンバーがサステナブルな行動・選択をした際にポイントを付与するもの。

付与されるポイント数は、サステナブルな行動・選択の内容に応じて異なる。

マイバッグを持参、またはショッピングバッグの購入を辞退した場合は5ポイント、古着回収サービスに衣類を持ち込んだ場合は20ポイント、サステナブルな素材を用いた商品(グリーンタグ付)を購入した場合は、購入金額100円につき1ポイントが付与される。

Consciousポイントは、購入時の合計金額に応じて付与される通常ポイントと共に累計され、100ポイント獲得ごとに300円OFFのボーナスクーポンが提供されるなど、累計の獲得ポイントに応じて様々な優待特典を得ることが可能。

メンバーのマイアカウントから閲覧可能なポイント履歴では、通常ポイントとは別途Conscious ポイントの獲得履歴が表示されることから、自身のサステナブルな行動・選択を簡単にトラッキングすることもできるとのことだ。

またH&Mでは、2013年より古着回収サービスを世界的な規模で展開しており、古着回収サービスは、ブランドや状態を問わず、不要となった衣類やシーツ、ラグなどのホームテキスタイルを回収しクーポンと引き換えるもので、 一袋の持ち込みにつき、3,000 円以上の買い物で使用できる500 円OFFの買い物クーポンを渡しているという。(一人一日最大二枚まで)

今回、上記クーポンのデジタル化を開始し、デジタルクーポンにより、これまで店頭でのみ使用可能であった割引クーポンを公式オンラインストアでも使用できるようになり、より便利でスムーズなショッピング体験へつながるとしている。

クーポンをデジタル化することで天然資源の使用をできる限り減らし、環境への負荷を低減することが可能。

なお、すでに手持ちの紙製クーポンは従来通り使用できるが、デジタルクーポンの獲得・利用においては、H&M公式アプリでのメンバー登録が必須になるとのことだ。

H&Mでは環境や社会に配慮された素材を積極的に使用しており、2030 年までに使用するすべての素材をリサイクルまたはサステナブルに調達されたものへと切り替えることを目指しているという。

すでに65%以上の素材がそれに該当し、2021年中には70%以上となることを目標とし、サステナブルに調達された素材が50%以上使用されている商品には、素材の名称が割合とともに表記されたグリーンタグが添付されている。

H&Mはより良いファッションの未来に向けてユーザーと共に取り組んでいくことを目指し、Consciousポイントの導入を通して、ユーザーのサステナブルな行動・選択を称えるとともに、サステナブルな取り組みへの参加を一層促進していく方針を示している。

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