クックパッドは、Fukuoka Smart East 推進コンソーシアム(福岡市、九州大学、UR都市機構、福岡地域戦略推進協議会)と共同で、買い物をもっと自由にする生鮮食品EC「クックパッドマート」の福岡市内での実証実験を3月22日から28日の期間限定で実施することを発表した。

なお、東京都・神奈川県以外でのサービス提供は初の試みであるという。

同実証実験では、新しい生活様式に対応した買い物手段である「クックパッドマート」を利用することによる「市民生活の質の向上」や、地域生産物を安定的に供給できる「地産地消型の流通システム」についての実証を実施。

また、遠隔地でのサービス提供、コンパクトな地方都市での物流トラフィックなど、同実証実験を通じて様々なノウハウを蓄積し、今後のサービス提供地域の拡大に活かしていく狙いがあるとのことだ。

クックパッドは、今後も地域の生産者や販売者と消費者をつなぐ様々な仕組みを開発・提供し、買い物をもっと自由にすることで、毎日の料理を楽しみにすることを目指すとしている。

■実証実験の概要

同実証実験では、福岡市内において1週間限定で生鮮食品EC「クックパッドマート」を利用できるようになる。

期間中は福岡県宗像市の「道の駅むなかた」、福岡県糸島市の「JA糸島産直市場 伊都菜彩」がクックパッドマートに出店。

それぞれの施設が販売する生鮮食品を、福岡市地下鉄の「箱崎宮前駅」「箱崎九大前駅」に設置される生鮮宅配ボックス「マートステーション」にて受け取ることができる。

【実施期間】
注文期間:2021年3月18日から2021年3月28日午前8時
配送期間:2021年3月22日から2021年3月28日

【受け取り場所】
福岡市地下鉄「箱崎宮前駅」駅構内 改札口正面右
福岡市地下鉄「箱崎九大前駅」駅構内 改札口正面左

【出店者】
福岡県宗像市「道の駅むなかた」
福岡県糸島市「JA糸島産直市場 伊都菜彩」

■実施背景

生鮮食品EC「クックパッドマート」は、毎日の食生活を豊かにしてくれる地域の生産者や販売者と、消費者をつなぐ様々な仕組みを開発している。

これまでも各地域の自治体、生産者団体などと連携し、新鮮でおいしい食材を消費者へ届けてきた。

また、同実証実験で連携するFukuoka Smart East推進コンソーシアムは、福岡市、九州大学、UR都市機構、福岡地域戦略推進協議会が参画する組織で、少子高齢化など、まちづくりの様々な課題を解決しながら、持続的に発展していくため、最先端の技術革新の導入などによる、快適で質の高いライフスタイルと都市空間を創出し、未来に誇れるモデル都市「FUKUOKA Smart EAST」の実現を目指しているとのことだ。

今回、クックパッドマートの「新しい生活様式」に対応する買い物手段や、生産者・販売者と消費者をつなぐ独自の流通システムなど、最先端の買い物の仕組みが認められ、実証実験が実現したという。

なお、今回、報道向けに、クックパッドマートの特徴である生鮮宅配ボックス「マートステーション」への商品配送および商品受け取りのデモンストレーションを3月22日に実施するとのことだ。