7割以上が「コロナ禍を機にオンライン学習を開始」 栄光調べ

増進会ホールディングスのグループ会社、栄光が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、2021年2月10日~2月24日に、小中高生のオンライン学習に関する調査を実施し、その結果を発表した。

(n=667(うち小学生345、中高生322)、単一回答方式、ただし当社のオンライン型授業は除く)

保護者に、現在子どもがオンライン学習をしているかを聞いたところ、小学生保護者の38.0%、中高生保護者の54.7%が「オンライン学習をしている」と回答した。学習塾のオンライン型授業以外でも、一定数の生徒がオンライン学習に取り組んでいることが分かった。

(n=307(うち小学生131、中高生176)、単一回答方式、ただし当社のオンライン型授業は除く)

「現在、子どもがオンライン学習をしている」と回答した保護者に、オンライン学習に取り組み始めた時期を聞いたところ、小学生保護者の71.8%、中高生保護者の73.9%が「新型コロナウイルス感染拡大後」にオンライン学習を始めたと回答。約3/4の家庭で、2020年春以降に、オンライン学習を開始したことがわかった。

(n=307(うち小学生131、中高生176)、総回答数427、複数回答方式、ただし当社のオンライン型授業は除く)

「現在、子どもがオンライン学習をしている」と回答した保護者に、子どもが使っているオンライン学習ツールを聞いた。

最も多かったのは、「オンラインライブ授業や映像授業」で、小学生保護者は58.8%、中高生保護者では77.8%にのぼった。

小学生では、通信教育や学習ドリルアプリ、知育系アプリ等でもオンライン学習に取り組んでいることがうかがえる。

(n=307(うち小学生131、中高生176)、総回答数478、複数回答方式、ただし当社のオンライン型授業は除く)

「現在、子どもがオンライン学習をしている」と回答した保護者に、子どもがオンライン学習を始めたきっかけを聞いた。

小学生保護者で最も多かったのは、「新型コロナウイルス感染拡大による休校」で35.9%、中高生保護者でも35.2%と、3人に1人以上が臨時休校をきっかけにオンライン学習を始めたことが明らかとなった。

自宅で過ごす時間が増え、家庭学習にオンライン学習を取り入れたことが背景にあると考えられる。

中高生保護者では、半数以上が「学校がオンライン学習を導入した」ことによりオンライン学習を開始したことが分かった。

(n=109、総回答数300、複数回答方式)

「現在、子どもがオンライン学習をしている」と回答した保護者に、家庭でオンライン学習に取り組む際のルールを決めているかを聞いたところ、全体の35.5%が「ルールを決めている」と回答。

ルールを決めている家庭に、どのようなルールを決めているかを聞いたところ、半数以上の家庭で「学習アプリであっても、保護者に無断でダウンロードしない」と決めていることが分かった。そのほかにも、「年齢制限などにより利用範囲の設定をする」「利用する時間帯の制限」などを決めている家庭が多いことが明らかとなった。

(n=664(うちオンライン学習経験者323、オンライン学習未経験者341)、複数回答方式)

保護者に、職場でのeラーニングなど、自身がこれまでにオンライン学習を経験したことがあるかを聞いたところ、全体の48.6%であった。(小学生保護者のみは53.6%、中高生保護者のみは43.3%)

保護者のオンライン学習経験の有無と、子どもにオンライン学習を勧めたことがあるかどうかの関係を調べたところ、オンライン学習を経験している保護者が、そうでない保護者よりも、子どもへオンライン学習を勧めたことがある割合が高いことが明らかとなった。

保護者自身がオンライン学習を経験していると、オンライン学習へのハードルが低くなり、子どもにもオンライン学習を勧める傾向にあると考えられるという。

調査概要
調査対象:小学2年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年2月10日~2月24日
回答者数:667名

<参照元>
栄光『オンライン学習のきっかけは小学生「一斉休校」、中高生「学校が導入」 始めた時期は「新型コロナ拡大後」が7割以上

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