買い物頻度や店舗滞在時間は減少 コロナ禍で“テキパキ買い”が定着 Shufoo!調べ

凸版印刷と、凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHは、ONE COMPATHが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女32,284名を対象とし、2021年2月13日~2月16日に、買い物に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。

コロナ拡大後、買い物頻度や店舗滞在時間が減少、最新の2月調査でも傾向変わらず

スーパーを訪れる頻度について、コロナ前に「ほぼ毎日」買い物に行っていた割合は21.0%であったのに対し、6月調査(初回調査)では11.8%と大幅に減少した。

最新の2月調査でも12.1%と状況は大きく変わらず、コロナ前と比べると43%の減少率。

一方「週に1回以下」では、コロナ前の28.8%から6月調査では39.6%(10.8pt増)と大きく増加した後、2月調査でも39.8%となった。

スーパーでの滞在時間について、短時間である「20分未満」がコロナ前は33.7%だったのに対し、6月調査では47.4%(13.7pt増)と大きく増加。

2月調査でも依然として41.7%と出ている。

一方、比較的長時間にあたる「30分以上」では、コロナ前の29.1%から6月調査で18.3%(10.8pt減)と大きく減少。

その後、1月上旬調査まで少しずつ増えていたが、1月下旬調査では再び減少に転じ、最新の2月調査では22.2%と上昇。

コロナ禍の買い物は計画性もアップ、“テキパキ買い”が定着

スーパーでの買い物方法について「予定していたものだけを購入」「予定していたものと、店頭で見たもの半々ぐらいを購入」「予定してないものを購入」のうち当てはまるものを選択してもらったという。

「予定していたものだけを購入」について、コロナ前が17.8%だったのに対し、6月調査では31.1%と大幅に上昇。

その後、一時30%を下回ったものの最新の2月調査では30.2%となりコロナ前と比較して69%の増加率。

傾向は大きく変わっていないことが分かるという。

一方で変化が見えたのは「予定していたものと、店頭で見たもの半々ぐらいを購入」です。6月調査では51.6%出会ったが、その後増加し、最新の2月調査では59.5%と調査開始後最高値となった。

これにあわせて「予定してないものを購入」は6月調査の15.9%から徐々に減少し、2月調査では9.1%と最も低い数値に。

3人に2人が今の買い物スタイルを「今後も継続する」

現在の買い物スタイル(頻度や店舗での買い物時間)について、「今後も継続する」が65.8%。

一方で33.1%が「世の中の状況次第」と回答。

時間や場所に縛られることなく、自由に買い物が出来る日への期待のあらわれともうかがえる。

1割はコロナ禍で「行く店(スーパー)を変えた」

コロナ禍に入って行く店(スーパー)を変えた人は、最新の2月調査で9.2%となった。6月調査の9.7%から変わらず、1割弱の人がスーパーを変えたことがわかる。

店選びの理由、「安い」「近い」「質が良い」が上昇傾向

コロナ拡大後、行く店(スーパー)を変えた人に、その理由を聞いたという。最新の2月調査では、「今までの店より安いから」38.9%(6月調査比7.9pt増)、「今までの店より近いから」37.1%(6月調査比6.5pt増)、「今までの店より質が良いから」19.0%(6月調査比5.6pt増)が上位3項目となり、また6月調査よりも増加していることがわかるという。

外出時間の短縮や経済への不安から来る節約志向上昇、外出自粛の長期化に伴う健康意識の高まりなど要因は様々考えられるが、いずれも店選びの大事な要素といえるという。

感染対策だけではなく、「訪れる価値」全体を見定める傾向が強まっているとのことだ。

自由回答では、「感染対策が不備な店は避けている」(50代男性)、「今の店の方が広くて清潔」(40代女性)、「店が空いているから」(30代女性)、「ネットスーパーを利用するようになった」(30代女性)といった声も見られたとのことだ。

調査概要
「Shufoo!」利用者調査
調査エリア: 全国
調査対象者: 「シュフーポイント」会員(全年齢の男女)
調査方法: インターネットリサーチ
サンプル対象:直近3ヶ月で実際にスーパーに訪れたと回答した人

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