カウンターワークス・三菱地所・SPACER、D2Cブランドの試着・購入ができるショールーム兼試着空間を提案

カウンターワークスは、三菱地所、SPACERと共同で、自社で企画・製造した商品を自社サイト上で直接消費者に販売するD2Cブランドの商品について、リアルな場を活用した新しい購買体験を提案する実証実験を実施すると発表した。

2021年3月23日~4月19日の期間、新丸ビル3階アトリウムに試着室およびスマートコインロッカーを設置し、商品を試着・購入できる場と機会を提供し、リアルな場とデジタル上の購買活動の融合や効果について検証。

試着・購入体験の予約受付は、3月17日より開始するとのことだ。

D2Cブランドのアパレル等商品はユーザーが商品選定・購買までをWeb上で簡便に完結できる一方で、リアルな販売の場が少ないために「実物を見てから購入したい」「試着をしてから購入したい」「新しいブランドとも出会いたい」といったニーズに応えづらいという課題を抱えているという。

今回の実証実験では、まちの中に「ショールーム兼試着室」を設置し、リアルな場でD2Cブランドの商品を手に取り、購入できる新しい体験を提案・提供する。

D2Cブランドはユーザーとのリアルな接点を持つことでブランドストーリーや商品特性を伝える機会が増え、ブランドの認知度向上やファン増加が期待できる。

検証結果を踏まえ、デジタルを起点とした新たな購買体験の創出を検討していくとのことだ。

カウンターワークスは、D2Cブランド事業者に新しいオフラインの「場」の活用方法を提案し、商空間において多様な価値を消費者に届け、人とテクノロジーの力で小売と商業不動産の次のかたちを創っていくという。

三菱地所は、同取り組みを通じて、丸の内エリアというリアルな場とデジタル上の購買活動との融合、新たな発見や出会いが生まれる仕組み、まちのあり方等を検証し、まちのデジタルトランスフォーメーション(City DX)を推進していくとしている。

SPACERは、同取り組みを通じて、アパレル事業者における「ロッカー」の新しい活用方法を見出し、この実証を糧に店舗、商業施設、駅などロッカーを活用した新しい価値、体験を創造していくとのことだ。

■実証実験について

【実施概要】
実証期間:2021年3月23日~4月19日
平日11:30~20:00、土日祝日11:00~19:00
なお、最終日4月19日は11:30~14:00

実証場所:新丸ビル3階アトリウム

目的:
①丸の内エリアにおけるD2Cブランド商品の試着・購入体験の社会受容性及び効果検証を行う
②来場者の属性(性別、年齢)をカメラにより解析し、今後の施設運営に活用する

検証ポイント:
D2Cブランドの商品試着・体験需要、体験から購入への転換率、D2Cブランドの商品

試着・購入体験者の施設回遊

【各社の役割】

カウンターワークス
・同取り組みの設計およびD2Cブランドとの連携
・実証実験期間中の運営
・利用者解析のためのDXサービス(adptOS)提供

三菱地所
・丸の内エリアにおける新しい購買体験の企画
・実証実験フィールド(新丸ビル3階アトリウム)の提供
・利用者向けPR告知

SPACER
・スマートコインロッカーの提供
・スマートコインロッカーでのD2Cブランド商品受け取りのための試着予約サイトの構築

【利用方法】

出店予定ブランド

同実証実験開始時には10ブランドと連携する。実証場所では、利用者があらかじめ試着予約している商品のほかにも、各ブランドの商品をショールームとして展示し、利用者とD2Cブランドとのリアル接点の機会を提供するとのことだ。

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