ナビタイム 鉄道事業者向け「時刻表生成システム」を提供開始

ナビタイムジャパンは、2021年3月15日より、鉄道事業者向けソリューション「時刻表生成システム」を提供開始すると発表した。

「時刻表生成システム」とは、鉄道事業者の時刻データを一元管理し、時刻表を表示する媒体ごとに最適なデータを自動で生成するシステム。

例えば、駅で乗客に配布する時刻表や、改札階やホーム上に設置している総合案内板向けの印刷用データ、駅構内のデジタルサイネージ、公式アプリ、ホームページ向けデータといった様々な媒体のデータを、鉄道事業者の要望にあわせて作成できる。

同システムは、表示媒体に関わらず、全ての駅や列車の時刻表をまとめて更新できるため、これまでそれぞれの媒体ごとにかかっていた変更や確認作業の負担削減に繋がる。

また、列車種別や行先凡例表記の色分けなども柔軟に対応でき、女性専用車や臨時列車、発着番線、当駅始発列車に印を付けたり、異なる媒体の時刻表でもデザインを統一できるため、視認性が向上し、利用者にとってより見やすくて分かりやすい情報を提供できるとのことだ。
 
今までの時刻表を生成するサービスは、各媒体担当者が全ての駅のデータを一つずつ手作業で修正や確認を行ったり、データ出力することがあったが、同システムを構築したことで、データの管理から生成までを集約・自動化でき、これまでかかっていた更新コストの削減や業務の効率化が期待できるという。

具体的には、鉄道事業者からデータをご提供いただいてから最短5営業日でデータの出力が可能。

鉄道事業者は、ダイヤ改正時の駅構内に掲出する時刻表やホームページ等の更新作業の一助として活用できるとしている。

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