コークッキングら、JA直売所で余った農産物を池袋駅で販売 「TABETEレスキュー直売所」の実証実験を開始

フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を運営するコークッキングは、東松山市、東武鉄道、JA埼玉中央、東松山生産者直売組合と連携し、2021年3月18日より「TABETEレスキュー直売所」の実証実験を開始すると発表した。

同取り組みを通じて、JA直売所で閉店後に発生してしまう農産物のフードロス削減を目指すという。

実証実験では、JA埼玉中央東松山農産物直売所「いなほてらす」で売れ残った農産物をコークッキングにて買い取り、東上線 森林公園駅から列車に積込み池袋駅まで輸送し、池袋駅構内のイベントスペースにて都心の人に販売することで、フードロスの削減に取り組む。

概要は以下の通り。

1.目 的
・直売所で閉店後に発生する農産物の再販売によるフードロス削減
・JA埼玉中央で農畜産物を販売している農業者の収益向上

2.背 景
コークッキングは、2020年7月に「東松山起業家サポート投資事業有限責任組合」の出資を受け、本店を埼玉県東松山市に移転し、これまでTABETEでは中食業界・外食業界の食品ロス削減に貢献。

東松山市は梨や栗をはじめとする果樹及び野菜の産地であり、県内でも指折りの販売額を誇る農産物直売所を有している。

直売所では、閉店後に売れ残ってしまった農産物は農家が引き取るのが通例であり、まだ商品価値があったとしても、その多くは廃棄になってしまうという課題があった。

そこで、農産物のフードロス削減のため、東松山市・JA埼玉中央・東松山生産者直売組合・東武鉄道株式会社と協議を重ねた結果、今回の実証実験を行うに至ったとのことだ。

3.実施概要

JA埼玉中央 東松山農産物直売所「いなほてらす」の閉店後に売れ残ってしまった農産物をコークッキングにて買い取り、東武東上線にて輸送し、池袋駅南口地下1階イベントスペースにおいて18:00 〜 20:00に販売。

まだ美味しく食べられる農産物を池袋駅の消費者に販売することで、フードロスの削減に取り組む。

今回は2021年3月18日~ 3月31日の期間で実証実験を実施

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