コロナ禍で情報収集機会減少 リクルーターに求める傾向が顕著に DYM調べ

年間1,500回以上の就職マッチングイベントを行うDYMは、都内で開催した新卒紹介イベント『Meets Company(ミーツカンパニー)』に参加した就職活動中の学生を対象に、就職活動に関するアンケート調査を実施した集計結果を発表した。

コロナ禍で情報収集の機会が減少

新型コロナウイルスによって影響を受けた就職活動について質問したところ、「人への相談や情報交換する機会が減った」「対面の就活イベントが減り、情報が得にくくなった」「大学のキャリアセンターやOB・OGに訪問がしにくくなった」など、対面での相談による情報収集の機会が減少しているという回答が上位を占めた。

また、就職活動の相談相手について、新型コロナウイルス発生前後の変化を比較したところ、「リクルーター」が11.7ポイントと最も増加し、次いで「SNS内の他人」が3.1ポイント増という結果となった。

一方、「あまり相談しない(自分1人で決める)」が7ポイント減 、次いで「先輩」が4.4ポイント減となっていることから、新型コロナウイルスに起因 する雇用への影響に対する不安や、身近な人への相談の機会が減少したことで就活サポートをリクルーターへ求める傾向がうかがえた 。

就活生の9割強がリクルーターを必要 ・いたほうがいいと回答

次に、「就職活動においてリクルーターは必要だと思いますか」との質問では、「 必要だと思う 」が最も多く52.7%、次いで「いたほうがいい」が43.4となり、「不要」と回答した学生はいなかった。

「必要だと思う」「いたほうがいい」をあわせると96.1を占め、就活生の9割強がリクルーターを求めていることがわかったという。

また、「リクルーターが必要な理由」についての質問ではは、「客観的な視点でアドバイスをもらえる」が最も多く、次いで「マンツーマンで自分に合った情報がもらえる」、「ネットやSNSでは得られない、生の就活情報が得られる」という回答が集まり、客観的で自分に合った、プロの視点からの “密度の濃い”アドバイスを求めている傾向が見られた。

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