アスクルは、3月11日より事業所向け通販サービス「ASKUL」において、月額料金の支払いのみで災害時など停電が発生した際に活躍するポータブル電源やソーラーパネルなど電気を備えるために必要な機器が手軽にレンタルできる、防災機器レンタルサービスを開始すると発表した。
近年、10年に1度といわれる豪雨や猛烈な台風、地震などの自然災害が多発している。
2019年9月に発生した台風15号では、千葉県を中心に大規模な停電が発生し、連絡手段として普段の生活に欠かせなくなった携帯電話やスマートフォンを充電するために市役所などで大行列が出来るなど、懐中電灯などの明かりだけでなく、電力確保の必要性が浮き彫りとなった。
このようなことからアスクルでは、アスクルカタログ2020春・夏号よりポータブル電源(蓄電池)の取り扱いを開始している。
一方で、災害時以外では使用しないことや価格が高くメンテナンスを必要とすることから、防災対策として備える必要性を感じながらも購入まで至らないお客様も多数いたという。
同サービスは、月額料金の支払いのみで、初期費用を抑えながら“電気を備える”ことが可能。
いつでもどこでも電力の確保を可能とするポータブル電源は、事業所向けの大容量タイプとテレワーク中の従業員にも対応可能な小容量タイプを用意。
停電時などにスマートフォンの充電やパソコンなどの電気機器の電源として使用できる。
この他にも、直接スマートフォンが充電できるソーラーパネルや、明かりの確保として欠かせないLEDランタン、情報収集・状況把握に必要なTV・ラジオに加え、蓄光剤付きで停電時でもすぐに見つけられる設置用BOXも取り揃えているとのことだ。
防災機器レンタルサービスの特長と概要は以下になる。
レンタルサービスの最大の特長は初期費用を抑えて気軽に始められること。オフィスの拡大や従業員の増減など、職場環境の変化にも追加・解約が簡単に行える。
また、多様なニーズに対応できるよう、レンタルする商品はカスタマイズが可能で、職場環境に合わせて必要なものだけを1点から自由に組み合わせて揃えられる。
ポータブル電源を申込みの場合は、12か月目にメンテナンスを実施。フル充電したものと交換できるので、普段は気にかけなくてもいざという時に電力が足りないなどの心配もなく、安心して利用できるとのことだ。
さらに、24か月継続して利用した場合、商品は返却あるいは追加料金なしでそのままもらうことができるという。
<商品一覧>
サービス開始時はオフィスで使用頻度の高い大容量タイプのポータブル電源を中心に、ランタン、TV・ラジオなど災害時に必要な防災機器8点を用意。
今後サービスを進めていく中で、お客様のニーズにあわせてポータブル電源のバリエーションのほか、いざという時に役に立つ商品を取り揃えていく予定としている。