日本初の AI(人工知能)を用いた乳房超音波検査リアルタイム解析システムを開発するSmart Opinionは、3月10日に情報サイト「乳がんのファーストオピニオン」を開設したと発表した。

乳がんに悩む人に、国内一線級の乳腺専門医による確かなオピニオンを提供するという。

乳がんは女性の9人に1人が発症しうる身近な病気。不安を覚える人の多くが乳がんの情報をインターネット上で探す一方、雑多なコンテンツの中から医学的に正しい情報かどうかを判断するのは難しいのが現状だという。

「乳がんのファーストオピニオン」では、乳がんの罹患者や相談者がよく悩まれる疑問に対して、国内一線級の乳腺専門医が意見を提示する情報サイト。

例えば、初めての乳がん検診を受ける前やかかりつけ医に相談する前など、不安な時に頼れる確かな“ファーストオピニオン”を提供するという。

正しい医学情報に基づく確かな意見を提供することで、乳がんに悩む患者が安心して医師と相談でき、検診や治療を受ける不安が軽くなると期待しているとのことだ。

同サイトでは、一つの疑問に対して複数の専門医の意見を掲載できるようにコンテンツを拡充するという。

同じ専門医でも、例えば乳房温存と全摘出の考え方などが異なる場合がある。複数の意見を比較することで、どこまでが専門医の間での共通見解で、どこからが医師ごとの意見なのかを考えやすくするためだという。

サイト公開時点では、下記の専門医によるオピニオンを掲載しているとのことだ。

・北里大学病院 乳腺甲状腺外科 三階 貴史 主任教授
・聖路加国際病院 乳腺外科 林 直輝 医長
・慶應義塾大学病院 林田 哲 ブレストセンター長

今後も、国内一線級の経験豊かな医師が乳がんのファーストオピニオンに参加する予定としている。