公益財団法人日本相撲協会(以下、日本相撲協会)とKDDIは、新型コロナウイルス感染症の影響下で来場する人の大相撲の観戦体験向上に向け、AR(拡張現実)などの先端技術を活用しファンと力士がバーチャル交流できるムービーサイネージ「Movie Wall」や、来場客自身では撮影できない場所からプロ仕様の構図で記念写真の撮影が可能な「マチカメ」を2021年3月14日から開催の大相撲三月場所から提供すると発表した。

新型コロナウイルス感染症の拡大前は、土俵上で繰り広げられる取組への声援のほか、家族・友人との交流や飲食などを通じ、国技である大相撲観戦を観客が楽しんでいた。

昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う感染防止対策の徹底のため、声を出しての応援の禁止や座席数の制限、観客と力士の接触を伴うファンサービスの禁止など大相撲の観戦方法も大きく変化し、従来と同じような楽しみ方の提供が難しくなっているという。

日本相撲協会とKDDIは、制限された状況においても来場者の満足度向上につながるようエンターテインメントAR(拡張現実)ムービーサイネージ「Movie Wall」とカメラシェアリングサービス「マチカメ」を提供する。

「Movie Wall」では横綱・大関など10力士の中から好きな力士を選択し、その力士と握手をするなど、一緒の空間にいるような自分だけの動画作成が可能となる。

同取り組みにより、従来からの相撲ファンに加え、若年層など初めて大相撲を観戦する人に対しても会場での新しい楽しみ方を提案していくとのことだ。

日本相撲協会とKDDIは、今後も新たなサービスの発展・業界の活性化に努めていくとしている。

■エンターテインメントARムービーサイネージ「Movie Wall」

動画の楽しさを取り入れながら、横綱・大関など10力士の中から好きな力士を選択し、その力士と握手をするなど、一緒の空間にいるような自分だけの動画が作成可能。

撮影可能な力士:
白鵬・鶴竜・正代・朝乃山・貴景勝・照ノ富士・隆の勝・御嶽海・遠藤・翔猿
計10力士

利用金額:
撮影1回あたり1,000円(税込み)。なお、以下の人は300円引きとなる。
(1)auスマートパスに加入中の人
(2)両国国技館で、相撲部屋ちゃんこ(フリーズドライ)・焼き鳥・国技館カレー・国技館ハヤシを購入した人

■カメラシェアリングサービス「マチカメ」

自分では撮影することができない視点やプロ仕様の構図で、高性能一眼レフカメラでの特別な写真・映像を気軽に撮影できる、遠隔セルフィ―も可能なフォトサービス。

好きな力士を選択して、土俵の前で撮影したような写真を大相撲特別プレミアムフォトフレームに入れて渡すという。

利用金額:
プリント1枚あたり1,000円(税込み)。なお、以下の人は300円引きとなる。
(1)auスマートパスに加入中の人
(2)両国国技館で、相撲部屋ちゃんこ(フリーズドライ)・焼き鳥・国技館カレー・国技館ハヤシを購入した人