エリエールブランドの生理用品「エリス」を展開する大王製紙は、世界の女の子たちへの支援活動「ハートサポート2021」を2021年2月1日より実施している。
「ハートサポート2021」は、Twitterでハッシュタグ「#ハートサポート」をつけて同活動に対する感想またはザンビアへのメッセージを投稿すると、1件の投稿につき布ナプキン1枚の作製費がザンビアの女の子たちに支援される取り組み。
今回、多くの人から賛同を得て、プロジェクト開始からわずか2週間で上限目標としていました3,000ツイートがあり、3,000枚分の布ナプキンの作製支援が決定したとのことだ。
Twitterでは、ハートサポートの活動やザンビアについて様々な意見・メッセージを投稿があったという。
現地での支援活動は、AMDA社会機構と協働で、2021年4月より開始するとのことだ
ハートサポート公式ホームページにて2021年4月から2ヶか月おきに活動レポートを更新予定だという。
ハートサポート2021活動内容は以下の通り。
①SNSを通じた布ナプキン作製支援
Twitterでハッシュタグ「#ハートサポート」をつけてハートサポートの活動に対する感想またはザンビアへのメッセージを投稿すると、1件の投稿につき布ナプキン1枚の作製費が支援。
布ナプキンの作製・配布・販売まで現地の女の子たちが自ら行うことで、貧しい家庭の女の子たちも繰り返し生理用品を利用できる環境を作るとともに、収入を得る機会を生み出していく。
②現地コミュニティスペースの開設
コミュニティスペースは、布ナプキン作製・配布・販売の場として活用される一方、健康相談や衛生知識を提供する場に。
現地の看護師に常駐してもらい、生理を含む健康に関する相談や衛生・性に関する知識を継続して提供する場を設けることで、衛生意識の向上を促進していく。
支援先は、ザンビア共和国 首都ルサカ市のスラム街となる。およそ20万人が厳しい生活環境の中、不安定な収入や感染症など様々な問題を抱えながら暮らしている地域。
ザンビアの女の子たちの多くは生理用ナプキンを買うことができず、古着や新聞紙などの不衛生なもので代用するため、劣悪な生活環境下で感染症などのさまざまな問題が発生している。
また、学校でもトイレが備わっていないことや、あっても鍵がかからずプライバシーが保てないことから、長時間生理用品を交換できず、漏れやにおいの発生につながることがある。
そのことを同級生にからかわれることがいやで学校を休む女の子が約10人に1人いるといわれているという。
またザンビアの女の子の多くは、文化・慣習的に生理について話すことが憚れることから、生理に関する知識が不足している。
こうした現地の女の子の生理に関する悩みをわかりやすく知ってもらうために、ハートサポート2021ではマンガをSNSとホームページで掲載。
マンガを読んで「日本とは異なる環境で、生理期間を過ごす女の子たちがいることを初めて知った」などといったコメントが多数寄せられたとのことだ。