小田急箱根ホールディングス、小田急トラベルは、NTT東日本と連携し、多言語に対応するコミュニケーションロボットによる、箱根エリアの観光案内・施設案内サービスを開始すると発表した。

なお、この取り組みは、神奈川県が昨年募集した「神奈川県外国人観光客受入環境整備費補助金」を活用した事業であるとのことだ。

1.サービス提供の背景と目的

小田急箱根ホールディングスおよび小田急トラベルでは、箱根エリアにおける情報発信の多言語対応および快適に箱根を周遊してもらうための情報を様々な方法で発信を行っており、国内を含め世界各地から箱根に来訪する人に「周りやすい箱根、分かりやすい箱根、楽しい箱根」を提供しているという。

現在は、コロナウイルス感染拡大防止対策として小田急箱根グループでは駅や案内所、乗り物、施設内において換気や消毒など徹底しているが、同事業によるサービス提供では「ユーザーとの非対面・非接触化」が実現することで、ユーザーへより安全・安心な箱根周遊を提供するとのことだ。

なお、NTT東日本とは、2019年3月から5月に「多言語対応ロボットを活用した観光案内・施設案内における実証実験」を連携して行っており、その経緯も踏まえ今回のサービス開始に至ったとしている。

2.サービス提供概要

NTT東日本が提供するコミュニケーションロボット「Sota」とタブレットで構成されるロボットソリューション「AMARYLLIS」を設置し、多言語かつ非接触・非対面で箱根エリアの観光案内や箱根湯本駅の施設案内等を行うという。

(1)運用開始 2021年3月3日
(2)設置場所小田急旅行センター箱根湯本(箱根登山鉄道箱根湯本駅改札外)
(3)展開言語英語、中国語(簡体字)、日本語
(4)情報発信内容
・簡単なコミュニケーション(挨拶など)
・箱根湯本駅周辺の施設やスポット紹介(外貨両替機、駅の設備、店舗紹介など)
・観光スポット情報(大涌谷、強羅公園、美術館、日帰り温泉の紹介、周遊コースの紹介など)
・お得な乗車券情報(箱根フリーパス、各施設の前売り券など)
・アクセス方法の紹介(箱根エリア内、新宿、東京方面のアクセスなど)

導入前後のイメージ

製品の機能特長