NTT Com、TOYOTA GAZOO Racingのチーム「ROOKIE Racing」とスポンサー・テクノロジーパートナー契約を締結

NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、トヨタ自動車(以下、トヨタ)のモータースポーツ活動を推進するTOYOTA GAZOO Racingのチーム「ROOKIE Racing」とスポンサー、ならびにテクノロジーパートナー契約を締結したと発表した。

これにより、2021年シーズンにおいてレーシングフィールドでのICTを活用した実証実験を実施していくとのことだ。

さまざまなスポーツにおいて、ICTを活用した取り組みが広まっている。

特にモータースポーツは、大量のデータを瞬時に分析することが勝敗を左右する一因になり得ることから、ICTと高い親和性があるとのことだ。

NTT Comは、これまでもモータースポーツにおいて、SDx技術を活用したネットワーク高速化の実証実験などを実施し、そこから得たノウハウをもとに商用化を行ってきたという。

今回NTT Comは「ROOKIE Racing」のスポンサー、ならびにテクノロジーパートナーとして、モータースポーツを盛り上げ、さらに実証実験を通じて自動車産業の発展に寄与するべく新たな技術開発を行っていくとしている。

概要

(1)スポンサー

「ROOKIE Racing」が参戦する「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(以下、スーパーフォーミュラ)と「SUPER GT選手権」をサポート。スーパーフォーミュラについては、冠スポンサーとして「NTT Communications ROOKIE」のチーム名で活動する。

<NTT Communications ROOKIE>
ドライバー:大嶋 和也(Kazuya Oshima)
車両:NTT Communications ROOKIE SF19

(2)テクノロジーパートナー

「ROOKIE Racing」が参戦する「スーパー耐久シリーズ Powered by Hankook」をフィールドに、IoT(4G/5G)を活用し、高速移動時(最高280km/h)における位置情報の収集や車両とピット間の双方向通信によるドライバーへの情報表示などの実証実験を行うという。

これにより将来的には、自動運転に関する実証実験への活用や緊急時における車両からの自動発信などへの応用を目指していくとしている。

今後の展開について

これらの取り組みを通じてNTT Comは、モータースポーツをサポートするとともに、実証実験データやノウハウをビジネスに応用し、ニューノーマルな世界におけるユーザーのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や社会的課題の解決に取り組んでいくとのことだ。

モバイルバージョンを終了