福利厚生アプリの「どこでも社食」を運営するシンシアージュは、今回、「どこでも社食の加盟飲食店1万5,000店」ならびに「学習を提供する全国の講師」と連携することで、「こども食堂」と「こども学習」を開催するプロジェクト「こどハピ」を開始すると発表した。

昨今、社会問題となっているこども達の「食の問題」や「教育格差」の問題は、問題の大きさが加速度的に大きくなっているにもかかわらず、支援策の数や規模がまだまだ足りていない状況だという。

要因の一つに、問題の大きさに比べて「支援策を実行する人的リソースが足りていない」という実情があるとしている。

そこで同社は、「どこでも社食の加盟飲食店1万5,000店」並びに「学習を提供する全国の講師」と提携することで、地域を問わず「こども食堂」と「こども学習」の開催していくプロジェクト「こどハピ」を開始することを決定したとのことだ。

「こども学習」は、“お絵かき教室”や”音楽教室”、”料理教室”、”スポーツ教室”など、学習面でもこども達の健やかな成長を後押しする取り組み。

「こども食堂」とは、こどもや保護者に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供するための活動のこと。

貧困などが原因で栄養がある食事が出来ない、孤食、地域との繋がりがない、など現代社会が抱える課題を解決する手段として日本各地で広がってきているという。

今回こどハピ運営チームが各者と連携する事で、出来る限り多く「こども食堂」と「こども学習」開催する体制を作り、企業や自治体、各種施設(小児科病院など)とも連携しながら子供たちへ食と学習を届ける方針を示している。

また同取り組みは、新型コロナで莫大な影響を受けている飲食業界にとっても売上獲得に直結する仕組みとなるため、こども支援に加え、飲食店支援にもつながるとしている。