YouTubeは、9歳以上の子供を持つ保護者が、子供用のGoogleアカウントを管理するいくつかの新しい機能を発表した。

9歳以上の子供を持つ保護者に向け、保護者が管理する子供用のGoogleアカウントで、子供がYouTubeにアクセスできる新しいベータ版のサービスをリリースするという。

この管理機能には、9歳以上の子供を対象としたコンテンツ設定や機能の制限が含まれるとのことだ。

また、保護者が3段階のコンテンツ設定から選択できるようになるという。

●小学3年生以上の子ども向け
YouTube Kids を卒業し、YouTubeでコンテンツを視聴する準備ができている子供向けだという。vlog(動画ブログ)、チュートリアル、ゲーム動画、ミュージックビデオ、ニュース、教育コンテンツなどを含む、9歳以上の子供を対象とする幅広い動画が含まれるとのことだ。

●より多くの動画
13歳以上のお子様を対象としたコンテンツが含まれる。「小学3年生以上の子ども向け」と同じカテゴリの、より広範な動画に加えてライブ配信も対象となる。

●YouTubeの大部分
この設定は、YouTubeのほとんどすべての動画を含む。ただし年齢制限のあるコンテンツは対象外。十代後半の子供にのみ適したトピックが含まれる可能性があるとのことだ。

これらのオプションは、子供がYouTubeの幅広い動画を視聴してもよいと判断している保護者を対象としている。

YouTubeは、ユーザーからの意見、機械学習、人間による審査を組み合わせることで、設定に含める動画を選ぶとのことだ。

さらに、コンテンツ設定を選択できるだけでなく、子供のアカウント設定から再生履歴や検索履歴を管理できるようになるという。

また、利用時間タイマーなど、Googleのファミリーリンクが提供する他の使用制限機能も合わせて利用できるとのことだ。

YouTubeは、今後もコンテンツのブロックなどの保護者による使用制限を追加していく予定としている。

保護者がYouTubeへのアクセスを許可すると、子供は通常のYouTubeとほぼ同じように使用できるが、いくつかの機能は無効になるという。

たとえば、カスタマイズされた広告や特定のカテゴリの広告が配信の停止。またリリース時には、アプリ内購入や、動画作成機能、コメント機能も利用できないとのことだ。