ウェザーニューズは、桜の季節に向けて「第四回桜開花予想」を発表した。

2021年のソメイヨシノの開花は、平年よりも早いところが多い予想であるという。

開花トップは3月17日の福岡で、18日に東京、19日に横浜、長崎が続く。3月末までには西・東日本の各地で開花し、4月上旬には東北南部でも咲き始めるとのことだ。

北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、全国で最も開花が遅い釧路地方では5月上旬に開花を迎える予想であるとしている。

全国の名所900か所の開花・満開予想は、ウェザーニュースのアプリやウェブサイトの「さくらCh.」から確認できる。なお、第五回桜開花予想は3月10日に発表予定とのことだ。

2021年「第四回桜開花予想」

<3月17日に福岡から開花スタート!全国的に平年より早い傾向>

2021年のソメイヨシノの開花は、平年より早いところが多い予想となっている。昨年と比べると同じくらいのところが多いが、関東や東北では、記録的に早く開花した昨年よりも5日前後遅くなる見込みであるという。

九州南部では、暖冬の影響で休眠打破が遅れた昨年と比べると、開花が早くなる予想であるとのことだ。

現在の桜のつぼみの生長は開花が早かった昨年と比べると少しゆっくりしたペースとなっているが、3月の気温は平年より高い見込みで、開花直前の3月中旬以降は晴れる日が多くなるため、つぼみの生長が一気に加速。

特に九州北部で生長が加速し、全国に先駆けて3月17日に福岡で開花がスタート。続けて、18日に東京、19日に横浜、長崎が開花を迎える予想となっている。

3月末までには西・東日本の各地で開花し、4月上旬には新潟や長野でも開花する見込みとのことだ。

また、北日本では、3月は寒気の影響で日本海側を中心に雪や雨が降るものの、下旬ほど晴れる日が増える見込み。4月は発達した低気圧の影響を受けるが、北海道では開花直前の4月下旬ほど晴れそうとのことだ。

3月から4月の気温は平年より高い予想で、つぼみの生長は順調に進むという。4月1日に仙台、福島から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸。4月24日に札幌で開花し、5月9日には釧路でも開花を迎える予想であるという。

各エリアの桜開花予想

【北海道】

4月23日の函館から開花スタート

北海道は、2月は平年より暖かい日があったものの、つぼみの生長はまだまだこれから。「全国つぼみ調査」では、全てのつぼみが「小さく硬い」状態で、過去の傾向から、つぼみに変化が表れ始めるのは3月下旬とみられる。

桜前線は4月23日に函館、24日に札幌へと到達し、5月上旬にかけて道北や道東へと開花エリアが拡大。

全国で最も開花が遅い釧路地方でも5月上旬に咲き始め、桜前線はゴールへと向かうとのことだ。五稜郭公園(函館市)では4月23日に開花し、26日に満開を迎える予想であるという。

【東北】

4月1日の仙台・福島から開花スタート

昨年末から度々訪れた寒気の影響で、桜の花芽の休眠打破はしっかり行われ、「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみがほとんどだが、南部では「先が黄色に」なり始めているつぼみもあり、つぼみがゆっくりと生長し始めていることがわかった。

4月1日開花予想の仙台、福島から開花が始まり、7日に山形が続き、桜前線は北上し、東北北部では4月中旬にかけて開花エリアが拡大。弘前公園(青森県)では4月18日に開花し、23日に満開を迎える予想であるという。

【関東】

3月18日の東京から開花スタート

昨年末から度々訪れた寒気の影響で、桜の花芽の休眠打破はしっかり行われた。

2月には記録的に早く春一番が吹き、季節先取りの暖かさとなった日もあり、「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多かったものの、「先が黄色に」変化したつぼみも見られ、昨年よりやや遅いペースながら、つぼみが着実に生長していることがわかった。

3月18日開花予想の東京から開花が始まり、19日に横浜が続く。3月下旬にかけて北部まで開花エリアが拡大し、上野恩賜公園(東京都)では3月19日に開花し、27日に満開を迎える予想であるとのことだ。

【東海甲信】

3月21日の名古屋、岐阜から開花スタート

昨年末から度々訪れた寒気の影響で、桜の花芽の休眠打破はしっかり行われ、2月には東海と北陸で春一番が吹き、季節先取りの暖かさとなった日もあった。

「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多かったものの、「先が黄色に」変化したつぼみも見られ、昨年よりやや遅いペースながら、つぼみが着実に生長していることがわかりました。

3月21日開花予想の名古屋、岐阜から開花が始まり、3月下旬にかけて太平洋側の開花エリアが拡大。日本海側は3月27日開花予想の金沢、福井から開花がスタートし、特別名勝兼六園(石川県)では3月28日に開花し、4月2日に満開を迎える予想。

【近畿】

3月21日の和歌山から開花スタート

2月は季節先取りの暖かさとなった日もあり、「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多かったものの、「先が黄色に」変化したつぼみも見られた。

3月21日開花予想の和歌山から開花が始まり、23日には大阪、京都が続く。3月下旬にかけて北部まで開花エリアが広がっていく予想であるとし、嵐山(京都府)では3月26日に開花し、4月最初の週末となる4月2日に満開を迎える予想となっている。

【中国・四国】

3月21日の高知、広島から開花スタート

2月には春一番が吹き、季節先取りの暖かさとなった日もあり、「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多かったものの、「先が黄色に」や「先が緑に」変化したつぼみも見られた。

3月21日開花予想の高知、広島から開花が始まり、22日には松山、高松が続く。3月下旬にかけて開花エリアが広がっていく予想となっており、平和記念公園(広島県)では3月22日に開花し、30日に満開を迎える予想であるという。

【九州】

3月17日の福岡が全国の開花一番乗り

2月には九州北部で春一番が吹き、季節先取りの暖かさとなった日もあり、「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多かったものの、「先が黄色に」や「先が緑に」変化したつぼみも見られた。

3月17日に全国に先駆けて福岡が開花し、19日に長崎が続く。3月下旬にかけて開花エリアが広がっていく予想であり、熊本城(熊本県)では3月21日に開花し、28日に満開を迎える予想。