現場改善プラットフォーム運営「カミナシ」 総額約11億円の資金調達を実施

現場改善プラットフォーム『カミナシ』を提供するカミナシは、ALL STAR SAAS FUND、Coral Capitalなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約11億円の資金調達をしたことを発表した。

調達した資金は、プロダクト開発および採用・組織体制の強化にあてる予定とのことだ。

これにより、現場業務フローのデジタル化をより一層推進し、他サービスとの連携により現場DXを実現していくという。

同社は、「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」をミッションに、2020年6月末より現場管理業務のデジタル化から改善までサポートする現場改善プラットフォーム『カミナシ』を提供している。

『カミナシ』は、工場や店舗などの現場において、従来、紙やエクセルで行われる点検記録や作業記録などの手書き情報をデータ化し、集計から報告、改善までの現場管理業務をノーコードで業務アプリにできるプラットフォーム。

これにより、正しい作業手順の徹底や作業記録のリアルタイムな一元管理を実現するとのことだ。

調達した資金は、『カミナシ』の開発および採用・組織体制の強化にあてる予定だという。

今後は生産工程に代表される、より複雑度の高い現場業務フローのデジタル化の推進や、IoTセンサー、AIなどの最新技術との連携、他の現場向けサービスとのカミナシ上でのシームレスなAPI連携などを実現していくとのことだ。

これにより、日本のノンデスクワーカーの業務から非効率をなくすとともに、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)による生産性向上を加速させていくとしている。

なお、シードラウンドを含めた累計調達額は約12.7億円となるとのことだ。

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